約 967,460 件
https://w.atwiki.jp/precuretemp/pages/46.html
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1113.html
Carnival in Harmonia 「おひとり様ですか…」 オドレンは坂上あゆみに対して不躾な視線を投げてよこした。 「一人じゃない。三人だ!」 グレルが怒鳴る。エンエンは隣でハラハラしていた。 春のカーニバルに招待されたあゆみとグレル、エンエンはハルモニア王国に到着したところである。 「お前、まさか、天下のキュアエコーを知らないって言うんじゃないだろうな!」 「天下の、って…」 あゆみが困ったように笑う。 オドレンは上を見て考えているようだった。 「確かに、聞いたことはあります。横浜の街を救ったんだとか」 「この人はちゃんと覚えててくれてるよ、グレル」 エンエンが嬉しそうに言った。 「じゃぁ、通っていいんだよな」 「それは、まぁ」 「歌って踊っていただくことになりますが、大丈夫ですか?」 「あ、それはちょっと…」 ウタエンの同じく不躾な言葉に尻込みするあゆみ。 「なんだよ。招待しておいて、そんなことまでやらせるつもりか」 「グレル、落ち着いてよ」 「まぁ、結構です。 妖精のブースに席をご用意しましょう。一緒にご覧になってください」 「わかればいいんだよ、わかれば」 こちらへ、と案内されて歩き出す。 「あゆみ、帰ったら歌とダンスの練習するぞ」 「え、あたしが?!」 「そうだよ。あんなやつらにバカにされて悔しくないのか。俺がみっちり仕込んでやる」 「グレルが…?」 「文句あんのか?」 あゆみの母が外出しているときに、ダンスのゲームをやってみたことがある。グレルのダンスは、ダンスというより元気に暴れているだけのようにしか見えなかった。それはそれで可愛いらしいのではあるが。エンエンは動きが軽やかで意外に上手い。 「じゃぁ、教わろうっかな」 「おう。覚悟しとけよ」 あゆみとエンエンは顔を見合わせて笑った。 ブースに入ると、既に着席していた妖精たちがざわめいた。 「キュアエコー…」 「キュアエコーだ」 「え?」 あゆみが、その雰囲気に困惑している間に、わーっと妖精たちが殺到した。皆が「こんにちは」「はじめまして」と口にする。あゆみはそれをおうむ返しにするのがやっとで、名前を覚えるのは無理だった。 「あゆみちゃん、すごい人気だね」 「そりゃそうだ。俺たちのキュアエコーだからな」 グレルが胸を張る。 キュアエコーが活躍することは多くないし、プリキュア教科書に載ったのも最近のこと。グレルやエンエンと出会ったことで意識して変身することができるようにはなったのだが、キュアエコーは文字通りの「伝説の戦士」なのだった。 「グレルだ」 「エンエンだ」 自分たちでプリキュアを探し、自分たちでプリキュアの妖精となった二人も同じように人気者だったらしい。エンエンは照れていたが、グレルはますます胸を張ることとなった。 「すげーっ!」 「すごいよ、グレル!」 ステージが中休みに入る。 あゆみも拍手が止まらない。 なんて素敵なんだろう。こんなに人を楽しくさせて、こんなに人を笑顔にさせることができるなんて。 (私もあんな風に歌ってみたい。ダンスをしてみたい) 以前のあゆみだったら「私になんかできるはずない」と言って何もせずに諦めたに違いない。だが、今は違う。やってみたい、やってみよう、と思っていた。グレルやエンエンと一緒に練習をして、来年のカーニバルには三人で出よう、そう決めていた。 「この俺を唸らせるなんて、大したもんだぜ」 「そう言えば、グレルの歌は聞いたことがないよ」 「バ、バッカ野郎。俺はダンスも歌もすごいんだぞ! よし、聞かせてやる」 しかし、「あー」と言いかけたグレルはいきなり咳込んだ。 「グレル、大丈夫?」 「喉が渇いて調子が出ないんだ。歌は今度な」 「えぇぇ…」 「なんだ、その疑いのまなざしは」 「ジュース貰ってくるね」 あゆみが立ち上がった。 「俺が行くよ」 「いいよ。ここで待ってて」 ホールの外に出ると、オドレンが悠然と歩いていた。その後から、大きめの箱を持ったウタエンがついてくる。あゆみは、あの人たちは裏方もやってるのか、と驚いた。 「おや、キュアエコーさん。 楽しんでいただいてますか」 「はい。 一緒に歌って喉が渇いたので、飲み物を貰おうと思って」 「飲み物ですか。プリキュア自ら」 「友達の妖精がはしゃいで歌いっぱなしなんです」 「なるほど」 オドレンとウタエンがなぜか視線を交わす。 「あの。 飲み物はこちらの部屋ですよね」 「あ、えーっと」 なぜかウタエンが慌てているように見えた。 「こちらは妖精専用のお部屋なんですよ。ちょっとプリキュアには狭いので」 「はぁ…」 「こちらへどうぞ」 オドレンが恭しくドアを開けた。 「灯りが」 何も見えない。真っ暗だった。 「高級店の雰囲気を狙ってみたんですよ。さぁ、どうぞ中へ」 お香を焚いたような匂いがする。あゆみの足がなぜか動くことを拒んだ。この中に本当にジュースやお菓子が並んでいるのだろうか。 「遠慮せずに、どうぞっ!」 不意に背中を押されて、あゆみの体が中に飛び込む。そこに何があるのかを見て取るより先に、ドアが閉められた。また暗闇。そして、鍵をかける音。 「オドレンさん、ウタエンさん! 開けて! 出してください!」 扉は思っていたよりも重い。ビクともしなかった。靴音と、低い笑い声が遠ざかっていく。あゆみは何度もドアを叩いた。 「開けて! 開けてください! 開け…て…」 「兄貴、いいんですか。あのドアを叩く音で誰かが気づいたら」 「あそこは元々、城の衛兵どもを閉じ込めておこうと思って、春眠草の鉢を並べてある。いつまでも起きてはいられんさ」 「それにしても面倒なプリキュアですねぇ」 「まったくだ。妖精から離れようとしないんだからな。まぁ、逆に言えばグレルとエンエンは放っておいてもよくなったってことだな。ほかのプリキュアどもへの目くらましになるだろう」 「手間が省けましたね」 「さて、変身アイテムは後いくつだ」 「もう少しです」 「いくつだって聞いてるんだ!」 「あ痛」 「遅いな。俺はもう喉がカラカラどころかガラガラだ」 「どうしたんだろう」 エンエンは周囲を見回した。ステージが一段落したのは確かだが、なんだか静かすぎる。 「俺はあゆみのことは大好きだけど、もうちょっとキビキビして欲しいと思うことはあるぞ。これは一度ビシっと言ってやらないとだめだな」 「ねぇ、グレル。妖精の数が減ってるような気がするんだけど」 「え?」 言われて見てみると、いくつかのブースに分かれて座っている妖精たちの何人かの姿が見えなくなっている。どのブースにも空席が目立つようになっていた。 「失礼な奴らだな。せっかくプリキュアが俺たちのためにショーを見せてくれてるのに」 「グレル…」 エンエンがじっと見ている。その目は不安のために濡れ始めていた。 「泣くなよ、こんなとこで!」 「でも」 グレルは腕を組んだ。改めて周りを見る。確かに妙だ。それと、あゆみが戻ってこないこととは関係があるのだろうか。 「臭いな」 「あゆみちゃんを探しに行こうよ」 「そうするか」 そのとき、オドレンとウタエンがホールに飛び込んできた。大きな袋を持っている。その後から、プリキュアたちが追いかけて来る。 「私たちの変身アイテムが盗まれたんです!」 「なんだって?!」 グレルとエンエンは顔を見合わせた。あのふたりは悪い奴だったのだ。そして、あゆみが戻ってこないこととは何か関係がある。 「エンエン、行くぞ!」 立ち上がると同時に床が動いた。妖精たちのブースが壁に吸い込まれていく。向かいのブースの妖精たちはその中に閉じ込められてしまったようだが、すでに立っていた分だけ、グレルとエンエンの動きは早かった。足元の床が滑る中、バランスを取って外に出る。他の妖精たちもそれに続いた。 「あゆみちゃん!」 「俺たちが行くからな!」 My Will, Our Willへ
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/976.html
140文字SS:ドキドキ!プリキュア【4】 1.まこりつ=『悪癖』+「いつまでたっても変わらないな」/ねぎぼう 本を読んでいると、あの頃みたいにまこぴーが覗き込んでくる。 「どうしたの?」 「な、何でもないわ」 でも、また覗き込んできたんだけど、 その内寝ちゃうものだから肩を貸しっぱなしで動くに動けなかった。 (いつまでたっても変わらないわね……) 寝息を立てる貴女に今日は特別に膝を貸してあげる。 2.まこりつで【身も心も。 / 押し倒して】/ねぎぼう 「お姉の身も心もあんたのものだって判ってるの。 なのに、アイツに粉掛けてんじゃないわよ!」 真琴はマナを押し倒して涙をこぼす。 「まこぴー……」 「私、お姉が好き、大好き! だから、もう悲しい顔は見たくないの! お願い、これ以上悲しませないで! 六花が好きだって、ちゃんと言ってよぅ……」 3.まこりつで『香水』/ねぎぼう マナの部屋には不思議と心地のよい香りがただよっていた。 ありすの香水とは違うわね…… 「まこぴー来てた?」 「何でわかるの!?今日は仕事で学校来れなくってさ。今日のノート見せてほしいって」 「そ、そうなの……」 (私じゃ駄目なのね……というかどうしてそんなこと思うんだろ?マナに嫉妬?) 4.まこりつで【横たわり… / カギのかかった部屋】/ねぎぼう 「ごめんなさい、ダビィ。私をひとりにしておいて」 (出番まではまだあるし……しょうがないわね) カギのかかった部屋の中、真琴はソファに横たわり……一人たゆたう。 心がかきむしられるような嫌な感覚。 届かぬ思いに心を焦がす歌なら歌えそう。 そ、あなたの心はあの人のモノだものね。 「りっか……」 5.[競作2015]甘くて暑い夜/アクアマリン 「おはようございます。マナちゃん、六花ちゃん」 「ふあー、おはよう」 「あら?お2人とも眠そうですわね」 「うん。昨日六花の家でお泊まりしたら夜更かししちゃって」 「まあ、昨夜はお楽しみでしたわね」 ギクッ!! 「ちょ、ちょっと!ありす、何言って……」 「ふふ、目は覚めましたか?」 6.[競作2015]六花「唯一の、嫌い(大切な親友)」/mizuiram 私、マナが好き。 元気な所も強い所も明るい笑顔も、誰も見捨てない「幸福の王子」な生き方も。 みんな大切、みんな大事。そんなマナなら総理大臣の夢だって、きっと叶えてしまうわね。 でもね、だからこそ。 「六花!」 向けられる笑顔が、私だけの笑顔じゃない事が。 そこだけが唯一の、嫌い。 7.[競作2015]レジーナ&あぐり&アイちゃん「大切な仲間との触れ合い…?」/mizuiram 「…飽きた」 「何を甘えた事を!レディたるもの、勉学に勤しみ己を磨かずしてどうします」 「あたし難しいことわかんなーい、お菓子食べちゃお」 「きゅぴ!」 「ってワタクシの限定品スイーツを!こらぁ!待ちなさーい!」 「うんうん!仲良きことは美しきかなだね」 「大丈夫、かな(特に家の中)…」 8.まこりつで【押し倒して / イイ子にしててね】/ねぎぼう 誰もいないロッカールームに貴女と二人。 何故か傍にあの子がいない。 「今日は、ひとり?」 寂しそうな瞳。 耳に翼の生えた強欲の化身はもう眠りについた筈なのに…… 気がつけば押し倒していた。 「イイ子にしててね」 自分勝手に思いを遂げようとしておきながら、 貴女にそれを求めるなんて虫のいい話だわ。 9.[競作2015]ドキドキプリキュア・まこと「大切な友達」/mizuiram 「あの、サインの事だけど」 「ああ、もういいよ」 「え!?」 あっさりとしたマナの言葉に、まことは目を丸くした。 「みんなは?」 「ワタクシはスイーツの方がいいですわ」 「雇用主ですので…」 「私はサインとか興味ないし。それに」 皆で視線を交わし、笑う。 「友達からサイン貰うなんて、変でしょ?」 10.あなたはまこりつで【息をはずませて / 普段はこんな顔しないのに】/ねぎぼう 真琴が息をはずませてやって来た。 何だか顔が赤いような……普段はこんな顔しないのに。 「どうしたの、まこぴー」 「り、六花。コレ……あげるわ」 一輪の赤い薔薇。 「この世界では今日は女性に赤い薔薇をあげるのだったわよね」 そのためにわざわざ……貴女はこの花の意味わかっていて、くれるの?
https://w.atwiki.jp/hayamiken32/pages/404.html
⑥もう一つのプリキュア 一方、麻帆良へ見学しに来た5人の少女達がいた。彼女達の名前は星空みゆき、日野あかね、黄瀬やよい、緑川なお、青木れいかと5人と行動するキャンディはメルヘン王国の妖精である。彼女達も伝説の戦士、プリキュアであった。 みゆき 「キャンディ、このあたりで間違いない?」 キャンディ 「うん、キュアデコルの反応があるクル」 あかね 「それやったらバッドエンド王国も黙っておらんやろ」 やよい 「必ず来るかもしれないね」 なお 「さっきも向こうですごいことになっていた」 れいか 「とにかく急ぎましょう」 キュアデコルを探し求めるため、みゆき達が走り出した、しかし・・・ ??? 「そうはいかねぇぞ!」 みゆき 「!?」 みゆき達が上を向くと、そこにはバッドエンド王国の幹部の一人である狼男、ウルフルンがいた。 やよい 「あれって・・」 キャンディ 「ウルフルンだクル!!」 れいか 「こんな時に・・・・」 ウルフルン 「ウルッフッフッフ・・・プリキュア、今日こそはバッドエンドの世界に・・・・」 ドンッ ウルフルン 「くっ!」 ウルフルンは強力な銃弾から避け、隠れ始めた。 みゆき 「あれ?」 あかね 「あいつ逃げおった」 れいか 「どうなっていることでしょう?」 なお 「なあ あの銃弾に気づいたんじゃ・・・」 やよい 「うん・・・」 みゆき 「!?」 あかね 「な、何やぁ!?」 みゆきとあかねが後を向くと彼女達の後ろから6人の宇宙海賊と呼ばれた人物が現れた。彼らの名前はキャプテン・マーベラス、ジョー・ギブケン、ルカ・ミルフィ、ハカセことドン・ドッコイヤー、アイム・ド・ファミーユ、伊狩 鎧、彼らはスーパー戦隊の大いなる力を手に入れ宇宙帝国ザンギャックの手から地球を守り抜いた海賊戦隊ゴーカイジャーである。 みゆき 「貴方達は誰?」 マーベラス 「おい手前等、ザンギャックの仲間かそれともバスコの仲間か?」 みゆき 「ざんぎゃっく?」 やよい 「ばすこ?」 なお 「一体何言っているの?」 ジョー 「トボケても無駄だ」 ルカ 「ザンギャックが言いそうなことだよね」 ハカセ 「女の子を倒すのは気が引くけど…」 アイム 「とにかく戦わせてもらいます」 鎧 「みなさん、行きますよ!!」 やよい 「意味分かりません」 れいか 「そういうあなた達はバッドエンド王国の手先なりかもしれませんね」 あかね 「そういうことやったら、みゆき!!」 みゆき 「うん!!」 みゆき達はスマイルパクトとキュアデコルをはめ込んだ、すると・・・ 《レディー!》 みゆき・あかね・やよい・なお・れいか 「プリキュア、スマイルチャージ!」 《ゴー!ゴーゴー!レッツゴー!》 みゆき達はスマイルパクトとキュアデコルの力でキュアハッピー、キュアサニー、キュアピース、キュアマーチ、キュアビューティへと変身した。 キュアハッピー 「キラキラ輝く未来の光! キュアハッピー!」 キュアサニー 「太陽サンサン 熱血パワー! キュアサニー!」 キュアピース 「ピカピカぴかりん じゃんけんポン♪ キュアピース!」 キュアマーチ 「勇気リンリン直球勝負!キュアマーチ!」 キュアビューティ 「しんしんと降り積もる清き心!キュアビューティ!」 #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 キュアハッピー・キュアサニー・キュアピース・キュアマーチ・キュアビューティ 「「「「「5つの光が導く未来!輝け!スマイルプリキュア!」」」」」 マーベラス 「プリキュアか・・・おもしろい、お前らっ!!」 ジョー、ルカ、ハカセ、アイム、鎧 「おう!!」 6人もモバイレーツとゴーカイセルラーとレンジャーキーを出した、そして・・・ ゴーカイジャー 「ゴーカイチェンジ!!」 《ゴーカイジャー!!》 マーベラス達はモバイレーツをレンジャーキーを差し込み、鎧はゴーカイセルラーをレンジャーキーを入れゴーカイジャーに変身した。 ゴーカイレッド 「ゴーカイレッド!!」 ゴーカイブルー 「ゴーカイブルー!!」 ゴーカイイエロー 「ゴーカイイエロー!!」 ゴーカイグリーン 「ゴーカイグリーン!!」 ゴーカイピンク 「ゴーカイピンク!!」 ゴーカイシルバー 「ゴ~~カイ、シルバー!!」 ゴーカイジャー 「「「「「「海賊戦隊ゴーカイジャー!!」 」」」」」 キュアハッピー 「ゴ、ゴーカイジャー?」 ゴーカイレッド 「ド派手に行くぜッ!!」 キュアハッピー 「貴方達は一体誰なんですか?」 ゴーカイジャー 「ゴーカイガン!」 キュアハッピー 「聞いてください!!プリキュアハッピーシャワー!!」 キュアハッピーはハッピーシャワーを放った。ゴーカイジャーをそれを避けた。 ゴーカイレッド 「なかなかやるな!!こっちも一気に行くぜ!!」 ゴーカイブルー、ゴーカイイエロー、ゴーカイグリーン、ゴーカイピンク、ゴーカイシルバー 「おう!!」 キュアピース 「私達も行くよ!!」 キュアハッピー 「うん!!」 ゴーカイジャーはプリキュアに襲いかかってきた。その様子を見ていた者達がいた。 ウルフルン 「何だあいつらは?誰かは知らねぇがプリキュアの足止めには好都合だぜ。世界よ、最悪の結末、バッドエンドに染まれ!!白紙の未来を黒く塗りつぶすのだ!!」 周りの世界がバッドエンド空間となった。 ウルフルン 「ウルッフッフッフ・・・人間共の放ったバッドエナジーが悪の皇帝・ピエーロ様を甦らせるのだ!!」 周りにいた人間達がバッドモードになっていた。 祐樹 「俺も・・・もう駄目だ・・・」 絵里香 「祐樹、しっかりしなさい!!」 正基 「目を覚ませ!!」 正基は祐樹の頭を叩いた 祐樹 「はっ!!俺、一体・・・」 由里子 「よかったですわ」 里奈 「でもこの空間って・・」 香苗 「周りの人達も祐樹様と同じような状態になっていますわ」 響 「何とかあたし達も耐えれたよ」 奏 「とにかくこの空間には気を付けてね」 里奈 「はい」 香苗 「ありがとうございます」 奏 「どういたしまして・・・」 響 「!?」 奏 「どうしたの?」 すると響達は何かを見つけた。 響 「あれは・・・・」 奏 「誰なの?」 ハミィ 「2人共、これがスーパー戦隊の大いなる力を得たゴーカイジャーだニャ!!」 響 「これって一体!!?」 奏 「響!!」 響 「うん!!」 ハミィの答えた通り、ザンギャックと勘違いされたプリキュアとゴーカイジャーとの対決を見た響と奏は先輩のプリキュアの元へ駆けつける、その時・・・ エレン 「響!!」 アコ 「奏!!」 響 「エレン!!」 奏 「アコちゃん!!」 響達と会った黒川エレンはメイジャーランドの歌姫でハミィの親友すなわち黒猫セイレーンの人間の姿で、調辺アコはしっかりした性格の持ち主、実はメイジャーランドのお姫様でもあった。 ハミィ 「変身して、ゴーカイジャー達の誤解を解かせるニャ!!」 祐樹 「え!?」 絵里香 「貴方達っていったい・・・」 里奈 「誰なの?」 香苗 「もしかして響さん達も・・・・」 響 「そうよ」 奏 「私達もあの子達と同じなの」 キュアモジューレとフェアリートーンを持ち出し変身を始める。 響・奏・エレン・アコ 「レッツプレイ! プリキュア・モジュレーション!」 響達4人はキュアモジューレとフェアリートーンの力を得てキュアメロディ、キュアリズム、キュアビート、キュアミューズに変身した、変身を完了したプリキュアは彼らの誤解を解くため、プリキュア5人を救いに向かった。そして、響達を見ていた祐樹達はつぶやいた。 祐樹 「あの人達って・・」 絵里香 「確か伝説の戦士・・・」 里奈 「プリキュア・・・」 香苗 「あの人達で間違いありませんわ」 正基 「仮面ライダーやスーパー戦隊・・」 由里子 「未知なる敵と戦うヒーロー達はたくさんいますわね」 里奈 「でもすごいね!!」 ルミ 「ええ」 祐樹 「とにかく俺達は離れたほうがいいな」 里奈 「そうね」 香苗 「行きましょう」
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1709.html
『映画ヒーリングっど♥プリキュア Connected World』 <前編>2 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 「メガビョーーーゲンッッッ!!!」 林に沿って開けた場所に、戦意むき出しの咆哮が響く。 異形の巨体から放たれる『圧』。 数十メートルの距離を置いていても、精神が押し潰されそうになる。 だが、それを正面から受けとめる色鮮やかな四人の少女に、怯む気配はない。 体高5メートルを超える巨大な切り株の怪物。 ―― ボディの下部から伸びる幾つもの太い根が足となり、自在な機動を行う。さらに本体の両側面から多数の蘖(ひこばえ)、すなわち新芽が伸びて、鞭のようにしなる長い腕となっている。 禍々しい瘴気を発生させる切り株ボディの表面に浮かぶ凶悪な眼と口が、少女たちを威圧する。 それは地球を蝕む『メガビョーゲン』という存在だった。 そして、立ち塞がる少女たちは ―― 地球の癒し手『プリキュア』 「行くよ! みんな!」 キュアグレースが凜と張る。 ごく普通の中学二年生である花寺のどかが変身した姿は、普段の彼女の容姿から掛け離れていた。 変身に伴う一時的な成長で、手足も身長もスラリと大人びて、おとなしめのボブヘアは、ふわっとボリュームを持たせて広がる桃色のロングヘアにチェンジ。 身に纏うのは、可憐な花を思わせるピンクのコスチューム。花と宝石を乗せた髪飾りに、緑葉のイヤリング、ハート型の宝石が嵌った白いショートグローブ、さらには足元を可愛らしく飾る桜色のショートブーツと、戦うための出で立ちには到底見えない。 ―― だが、瞳に込められた意志の強さが、彼女の姿を美しい戦士へと昇華させていた。 「メガッッ!」と凶暴な一声と共に、右側の蘖が数本、射出めいた速度で突き出された。伸縮自在の一撃。数十メートルの距離を一瞬で突っ切った蘖の先端が、キュアグレースへ襲い掛かってくる。 しかし、キュアグレースの反応のほうが速い。 ……正確には、キュアグレースたち、だ。 彼女が右手に持つヒーリングステッキ ―― 先端にハート型のクリスタルが嵌った伝説の聖医療具には今、パートナーであるラビリンが合体している。 合体前は、ピンク色の子ウサギのヌイグルミ……とでも言いたくなる二頭身体型のヒーリングアニマル。ヒーリングガーデンという世界からやってきた彼女はまだ幼く、単体で戦えるほどのチカラは備わっていないが、それでもこうしてヒーリングステッキと合体することでプリキュアと共に戦うチカラを得る。 顔と両手の肉球だけを覗かせた状態で、キュアグレースが身を守るように構えたヒーリングステッキと完全一体化しているラビリンが叫んだ。 「ぷにシールドッ!」 前方に大きく空間投影されたピンク色の肉球スタンプから発生するエネルギーシールド。円状の光楯が、すぐ目の前まで迫っていた蘖を派手に跳ね返す。 ―― 刹那、同時に他の三人のプリキュアが動いた。 地を駆け抜け、切り株型のメガビョーゲンに右サイドから切り込んでいくキュアフォンテーヌ。 のどかと同じく中学二年生の沢泉ちゆが変身した姿は、麗しさが際立つ。もとより端整な顔立ちと陸上部で鍛錬されたスマートな肢体の持ち主だ。変身の効果で、それらにさらに磨きがかかっていた。 運動の邪魔にならないようにシュシュでまとめられていたセミロングの黒髪は、清冽な水色へと変わり、量も倍以上に増加。豊かな髪はブルーのハートをあしらったカチューシャによって後頭部でまとめ上げられた後、左右に大きく分かれながら、ひざ下の辺りまで流れ落ちている。 すらりと細く長い脚にフィットする青いロングブーツ。 水を意識したコスチュームは、ブルーを柔らかに主張しつつ、エレガントなイメージで固められていた。 その姿が、鋭くメガビョーゲンへと肉薄する。 接近に気付いたメガビョーゲンが牽制。高速の杭をぶち込むみたいに、巨大な根の足で地面を踏み砕く。 「メガガッッ!」 キュアフォンテーヌの目の前で爆発的に噴き上がる土砂。 回避のため、タンッ!タンッ!と、大地を蹴って大きくバックステップ。だが、その動作で稼いだ距離を、次の瞬間には助走に使用。そして華麗なハイジャンプで土砂を飛び越える。 それは完全にメガビョーゲンの意表を突いた。 メガビョーゲンが意識を上空に向けるよりも速く ―― 、 「ったあああああッッ!!」 キュアフォンテーヌの裂帛の気合!! 落下の勢いに、空中での高速回転を加えた強烈な蹴りが切り株に叩き込まれる!! ただの切り株であれば真っ二つに裂けるほどの一撃。しかし、メガビョーゲンのタフなボディは耐える。 ―― 瞬時に膨れ上がる怒気。 これを誰よりも早く察知したのはペギタンだった。キュアフォンテーヌが右手に持つヒーリングステッキと合体している彼が叫ぶ。 「来るペエッ!」 反射的にキュアフォンテーヌが切り株ボディを足裏で押し飛ばすように蹴り、後ろへ跳躍。直後、彼女がいた位置を、凶暴な緑の鞭と化した蘖が薙いだ。 「ありがとう、ペギタン。助かったわ」 やわらかな微笑みと共に感謝の言葉。 ヒーリングステッキと一体化中の子ペンギンの表情が、ちょっと照れて赤くなる。 でも、油断はしない。 こちらの姿を憎々しげに射抜いてくるメガビョーゲンの両眼。 次の攻撃を予測し、いつでもキュアフォンテーヌのためにぷにシールドを張れるよう、準備しておく。 ―― 突如、キュアフォンテーヌへと向けられていた敵意が揺らいだ。 幾つもの根の足で地面を削りながら、メガビョーゲンが強引に切り株ボディを反転。 凶眼が、背後に迫っていた黄色いプリキュアの姿を捉える。 「メガァァァァーーッ!」 「 ―― けど遅いぜ!」 「火のエレメント! ハアアアアッッ!」 ヒーリングステッキと一体化した子ネコの顔が勝気に叫ぶのに続いて、彼をパートナーとするキュアスパークルが両手で聖医療具を構え、先端から精霊の炎を撃ち出す。 ―― 命中。 だが、本来なら胴体部に突き刺さるはずの火砲の一撃を、メガビョーゲンが左側面の全ての蘖を叩きつけることで相殺。体の左半分から火の粉を撒き散らしながら、猛スピードで突進してくる。 「うわあああっ!?」と思わず焦ってしまうキュアスパークル。 のどか、ちゆと同学年であり、親友の仲でもある平光ひなたが変身した姿は、天然の愛嬌を振り撒く彼女の明るい性格と、ファッションに対するこだわりがそのまま反映されたような見た目だった。 栗色のツインテールは、明るいイエローカラーにチェンジした上でボリュームマシマシの巻き髪ツインテールとなり、頭の両側にはネコミミっぽく仕上げたシニヨンまである。 黄色のトップスは、大胆に肩を露出させるデザイン。左右の二の腕にはモコモコのファーのアームバングル。バルーンスカートの裾部分もモコモコのファー拵え。 綺麗な脚を飾るのは、ストラップ付きのイエローのパンプスとブラウンのフェイクニーハイの組み合わせ。 ……戦闘という概念がカケラも見当たらない格好だが、さいわいな事にプリキュアのパワーは外見に関係なく発揮される。 「いや慌てるほどのことじゃないだろ!?」とパートナーであるニャトランがツッコむと、「あ、そっか」とあっさりと動揺を引っ込める。そして脳裏に走った一瞬の閃きに従い、ダンッ!と十数メートル真上へジャンプして突進を回避。 ズガガガッ!と地面を抉りながら幾つもの太い根の足で急ブレーキをかけたメガビョーゲンが、全ての脚部を強くたわめ、すかさず爆発的に解放することで高速ジャンプ。 巨体が迫ってくるが、さっきニャトランにツッコまれたせいで、キュアスパークルに動揺は無かった。これは想定内だ。ヒーリングステッキを両手で縦に構え、メガビョーゲンのほうへ突き出す。 「ニャトラン!」 「ぷにシールド!」 ニャトランの張ったサンイエローのシールドにメガビョーゲンが激突。 ダメージは無いが衝突威力を殺しきれない。メガビョーゲンの強襲を受け止めた姿のまま、空中へと高く突き上げられる。 「グッ…」と一瞬、声を詰まらせるキュアスパークル。だが、表情には強気の笑み。彼女の瞳は映していた。メガビョーゲンの背後に風を裂いて現れた人影を。 ―― メガビョーゲンの渾身の跳躍に軽々と追いついてくるジャンプ力。 横に逃げるのではなく、あえて真上に高く飛んで回避したのは、この構図を作り出すためだった。とっさに立てた作戦だが、きっと上手くいく……はず。 キュアスパークルが叫ぶ。 「……アースっ、お願いっ!」 「わかりました」 落ち着きのある物柔らかな声音の主 ―― キュアアースがうなずいた。 彼女は人間ではない。 今は風鈴アスミという名で呼ばれている、地球によって風のエレメントから生み出された少女が変身したプリキュアである。 つい最近誕生したばかりであるが、外見は20歳近くで、これは変身前も後も変わらない。 清らかな容貌はそのまま。ただ変身に際して、金髪のロングヘアが薄いアメジスト色へと変化し、そこへ翼飾りの付いた黄金のティアラを着けることによって神秘性が増している。 ほっそりした手を白いオペラグローブで覆い、金のアンクレットをまとう素足にはパープルのフラットシューズ。 高貴な紫をイメージカラーにしたコスチュームは、彼女の華奢な両肩を淑やかに覗かせ、また、アシンメトリーのロングスカート部分は前を大きく開いて、彼女の魅力的な脚を露わにしていた。 ―― 戦士というよりは、神々しき巫女を思わす姿。 空を舞う彼女が、たおやかに風の神器を手招く。 「アースウィンディハープ」 キュアアースの召喚に応えて異空より現れた竪琴を、ほそやかな指が優しく爪弾く。 美しい音色とは裏腹に、彼女の頭上で空気が激しく渦を描き、見えない烈風の砲弾を紡ぎ上げる。 本能的な危機感に突き動かされたメガビョーゲンが身を斜めによじりつつ、右側面の全ての蘖を上空へ向けてきた。 「メガァァッ!」 来い! ―― とでも言うように突き出された蘖の盾に、不可視の砲弾が炸裂。 ドンッッ!!と重い破裂音と共に、蘖の多くが千切れ飛ぶ ―― が、本体へのダメージは緩和されてしまう。 しかし、関係なかった。 防御されようとも、それごと押し潰してしまうならば。 踏みとどまる足場のない空中で烈風の一撃を食らったメガビョーゲンは、見えない巨大な拳でぶん殴られたみたいに一直線に地上へ叩きつけられる。 ―― 轟音。 「おっし! やった、作戦通り!」 と、空中のキュアスパークルが片手でガッツポーズを作る。 ニャトランが「ニシシ…」と笑って、彼女の言葉の後に繋げた。 「まあ作戦って言っても、ぶっちゃけほとんど、出たとこ勝負だったけどな!」 「えー。なんとかなったし、いいじゃん~~」 地上では、メガビョーゲンが地面と激突したことにより、土煙が噴き上がっていた。 その中に輝くブルーの光。激しく撒き散らされた土砂をガードするため、ペギタンが張ったぷにシールドだ。 光楯に守られて立っているのはキュアフォンテーヌ、彼女のすぐ後ろにキュアグレース。 キュアフォンテーヌが後ろを軽く振り返り、キュアグレースと視線を合わせてうなずく。 ぷにシールド解除。続いて、キュアグレースがヒーリングステッキを自分の顔の高さにかざし、ラビリンの手の肉球にタッチ。そして二人で声をそろえる。 「「キュアスキャン!」」 メガビョーゲンとは、さらに上位の存在である『テラビョーゲン』が放った闇の病原菌が、地球の様々なものに宿るエレメントを核として、異形的成長を遂げた怪物である。 これの活動を停止させるには、闇のチカラに取り込まれているエレメントを摘出すると同時に、一気に浄化してしまうしかない。 キュアスキャンの発動によって、パートナーのヒーリングアニマルと視覚を共有化した状態で、メガビョーゲンの体内を透視検査することが出来る。 ―― 視えた。 闇の病原菌に蝕まれて苦しんでいる、木のエレメントの姿。場所は、切り株ボディの中心から、やや左下。 (待ってて、すぐに助けるから!) キュアグレースの気持ちが、ヒーリングステッキに流れ込んでいく。 ―― エレメントチャージ! ラビリンの肉球をテンポよく三回タッチ。 ―― ヒーリングゲージ上昇! 「プリキュア・ヒーリング ―――― 」 『映画ヒーリングっど♥プリキュア Connected World』 <前編>3へ
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1596.html
Messenger of Light 〈またひとりぼっちになったと思った〉 フーちゃんの泣き声に、驚くあゆみ、グレル、エンエン。 もう決してフーちゃんをひとりぼっちにはしない! 決意を胸に、あゆみたちはある場所へ向かったのだが……。 「映画 プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」の裏のお話です。 レス番号 作品タイトル 作者 備考 第1話 Memory of Letter makiray 土曜日の朝、それぞれの“課題”に勤しむ中、不思議な現象に気付くあゆみ、グレル、エンエン。その時、切羽詰まったフーちゃんの声が聞こえて……。 第2話 Magic of Lamp makiray (変な夢……)目覚めたあゆみたち三人に、フーちゃんが語った信じられない事態。あゆみはグレルとエンエンと共に、すこやか市に向かったのだが……。 第3話 Mark the Location makiray またも時間切れ。でも前回と全てが同じではない。だったら別のアプローチを試すべき! あゆみはスマートホンを手にして、あるアプリを起動する! 第4話 Mission of Lace makiray ミラクルライトの光に応えて、変身するキュアエコー。他のプリキュアたちも全員がそれぞれの場所からミラクルライトの光を届ける。その光を、エコーは今――! 第5話 March of Light makiray (私は絶対に忘れないから)すこやか市に集まったプリキュア皆とのお花見の席で、密かに心に誓うあゆみ。そしてフーちゃんの願いを叶えるべく、仲間たちの元へと――
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/39046.html
登録日:2018/3/13 Tue 16 15 00 更新日:2024/09/04 Wed 08 11 33NEW! 所要時間:はーぎゅー!(約 25 分で読めます) ▽タグ一覧 18年冬アニメ 2018年 ABC HUGっと!プリキュア ※日曜朝8時30分です。 ふたりはプリキュア アニメ クライアス社 シリアス回多め シングルマザー テレビ朝日 ブラック企業 プリキュア プリキュアシリーズ 佐藤順一 坪田文 子供向け 子供向けアニメ ←大人も楽しめるストーリー 子育て 小倉唯 川村敏江 帰ってきた肉弾戦 座古明史 引坂理絵 性の多様性 意外と多いギャグ回 感動のラスト 敵と和解 敵はブラック企業 敵も味方もハッピーエンド 本泉莉奈 東映 東映アニメーション 林ゆうき 母性 河童 濃すぎるキャラクター達 田村ゆかり 田村奈央 社会風刺 稀にギャグあり 稀に鬱展開あり 賛否両論 なんでもできる! なんでもなれる! 輝く未来を抱きしめて! フレフレみんな! いっくよーっ!! 画像出展:HUGっと!プリキュア 公式サイトより@東映アニメーション,東堂いづみ,テレビ朝日,佐藤順一 2018年2月4日から2019年1月27日まで放送されたプリキュアシリーズ第15作目。 ABC(朝日放送)制作、テレビ朝日系列で日曜朝8時半より放送中。 テーマは『子育て』『子供を守るお母さん』。 ◆概要 ◆ストーリー(公式サイトより引用) ◆関連用語 ◆キャラクタープリキュア レジェンドたち プリキュアを取り巻く人々 クライアス社 その他登場人物 ◆エピソード ◆概要 スタッフは、東映アニメーション側のプロデューサーに『魔法つかいプリキュア!』の内藤圭祐が復帰。 キャラデザは『Yes!プリキュア5』や『スマイルプリキュア!』を担当した川村敏江氏が担当している。 プロデューサーの梅田和沙氏によると「愛に溢れたプリキュア」「子供を守る母としてのプリキュアを描く」とのこと。 その他未来をキーワードに子供のかわいらしさや大人の職業にも焦点が当たっている。 一方でジェンダーフリーや異種族間の絆といった「多様性」と言うテーマや、いじめ、失恋、二次性徴の悩み等といった重めのテーマが話の中心となる事もある。 そして27話、35話は「出産」がテーマである。27話では担任教師夫妻の出産に同伴し(余談だがこの後の1時間及びその裏側でお盆休みのお茶の間を悲劇と切なさと衝撃、そして腹筋崩壊の地獄絵図に変えた)、その縁で35話にて病院での職業体験をする。第二子を帝王切開で産む夫婦と子どもを題材とした事で大きな話題を呼んだ。 シリーズ構成は連続テレビ小説『マッサン』などのドラマや、『プリティーリズムシリーズ』『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』『フューチャー・アベンジャーズ』『からかい上手の高木さん』などのアニメに参加している坪田文。 プリキュアシリーズでは『魔法つかいプリキュア!』『キラキラ☆プリキュアアラモード』にサブ脚本として参加、今作で初構成を務める。 シリーズディレクターは『美少女戦士セーラームーン(第1期 第2期)』『夢のクレヨン王国』『おジャ魔女どれみ』など、数多くの東映アニメーション作品を手掛けたサトジュンこと佐藤順一と『フレッシュプリキュア!』の座古明史が共同で務める。 なお、敵は『プリキュア5』以来となる企業系の敵で設計。 一部では「シングルマザーがブラック企業と闘うアニメ」と例えられた。 実際シングルなのはプリキュアではなくむしろお助けキャラの男性だが、敵側の設定を見るとあながち間違いとも言い切れないのが何とも… 前作で一度は封印された徒手空拳が復活しており、戦闘シーンでは1年振りに怪物にパンチやキックを浴びせるプリキュアを見る事ができる。 プリキュア15周年記念作品ということで、様々な描写に歴代作品へのリスペクトが見られる他、各話のサブタイトルにちょくちょく歴代作品を思わせるフレーズが入っている(後述)。 また、追加プリキュア枠が2名・妖精以外の非人間キャラがプリキュア枠とシリーズ初の試みも見られる。 そして来たる2018年10月27日(土)。 初代プリキュアこと『ふたりはプリキュア』+プリキュアオールスターズとの共演映画 『HUGっと!プリキュア♥ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』が公開される。 シリーズ15年分の愛のコラボ、スクリーンで受け止めてね! なお予告編ではエールが顔面でブラックを受け止めました ◆ストーリー(公式サイトより引用) 超イケてる大人のお姉さんになりたい中学2年生の野乃はな。 前髪を切り過ぎるわ遅刻はするわで転校初日は大失敗。 でも、なんだか素敵な出会いもあったりまた明日からの日々に胸躍らせていたところ、 空から降ってきた不思議な赤ちゃん「はぐたん」と、 そのお世話係(?)のハムスター「ハリー」と出会います。 そこへ「クライアス社」という悪い組織がはぐたんの持つ 「ミライクリスタル」を狙って現れ、怪物を出して襲ってきたのです。 はぐたんを守りたい!というはなの強い気持ちによって新たなミライクリスタルが 生まれると、はなは元気のプリキュア・キュアエールに変身します。 ミライクリスタルとは、この世界にあふれている明日をつくる力・アスパワワの結晶。 これが奪われてしまうと、みんなの未来が無くなってしまいます。 みんなの未来、そしてはぐたん。 大切なものを守るためのキュアエールの物語が今幕を開けます。 ◆関連用語 アスパワワ 明日を作る思いから生み出す「希望の意思」のエネルギー。 はぐたんに与える光の能力を発動することが出来る他、アスパワワが結晶化した物質がミライクリスタルだという。 プリキュア達はこのミライクリスタルを用いて変身する。 トゲパワワ ネガティブな気持ちから生み出される「絶望の意思」のエネルギー。 見た目はトゲトゲした小さな顔。 クライアス社の社員たちはこれを利用して「オシマイダー」を召喚する。 ◆キャラクター プリキュア 本作のプリキュアの名前にはフランス語の単語が用いられている。 前述の通り、前々作以来久し振りに肉弾戦を行っており、『プリアラ』最終話で先行登場したキュアエールが怪物にパンチキックで有効打を与えた時、 プリキュアに格闘戦を望む視聴者達は大いに歓喜した。 赤・水色・黄の三人で、赤がエールなためストライクガンダムとの関連が疑われている。 『母親』『大人の女性』のイメージからか、全員とも変身後は等身が上がり、外見が別人レベルで変わる。薄く口紅が塗られるのも特徴的(*2)。 ちなみに変身バンクシーンでは珍しく「初めから髪飾り等が全て外れている(えみるは髪型だけそのまま)」状態からスタートする。 元々ハリーが持っているプリハートが4つだったためプリキュアの総数も4人になるかと思われたが、紆余曲折の末現在5人となった。 野乃はな/キュアエール(CV:引坂理絵) 「ここで逃げたら格好悪い!わたしがなりたい野乃はなじゃない!」 今作の主人公。 新学期にラヴェニール学園へ転校してきた中学2年生。身長153cm。 口癖は「フレフレ○○!」、「めちょっく!」(*1)。 笑顔を絶やさない、はつらつとした明るい性格で、イケてるお姉さんになることが目標。 他人を心から心配し応援できる優しさとどんなトラブルにもめげない勇気と芯の強さが特徴。 一方で「応援は時に重荷になる」「応援は誰にでもできて特技ではない」という応援が持つ負の側面に悩む姿を見せる。 加えて仲間2人が所謂物事をテキパキこなせる要領のいいタイプであるが故に、 ドジやミス、空回りの多い自分への劣等感で凹んだりと未だ発展途上故の心の脆さも持つ。 また、ジョージの正体がクライアス社社長であった事に少なからずショックを受けている。 プリキュアシリーズ初となる前髪ぱっつんの主人公。 この様な髪型になったのは転校を期に大人っぽくイメチェンしようと自分で散髪して失敗した事による。 数ヶ月もすれば伸びているはずだが、結局夏になってもぱっつんのままである。気に入ったのだろうか? 因みにその散髪前の髪型は非常に前髪が長く、片目が僅かに見えている程度。 所謂『メカクレ属性』であり、これまたプリキュアキャラでは見られない髪型な事もあってか単に好みか切ってしまうのを惜しむ声も見られた。 今でこそこんな明るい彼女だが、転校前の学校にていじめられていた同級生を庇った結果、 逆に自分がいじめのターゲットにされてしまいクラス内で完全孤立、不登校化ないし不登校寸前に陥る という『プリキュア』主人公史上トップクラスに凄惨な過去を持っている事が31話で判明。 当時は第一話で散髪する前の前髪の長い姿であり、つまりあの散髪は単なるイメチェンではなく 辛い過去・自分との決別 という意味を持っていたとも考えられる。 変身後はチアリーダーの様な衣装となり、両手首にボンボンの様な装飾が追加される。 通称は「元気のプリキュア」。 名前は「応援(Yell)」とフランス語の「翼(Aile(エール))」のダブルミーニングと思われる。 間違ってもビールの一種ではない キュアベーコンでもない 薬師寺さあや/キュアアンジュ (CV:本泉莉奈) 「ううん、できるよね…わたしの中にもきっと勇気が!」 ラヴェニール学園に通う少女で、はなと同じクラスの学級委員長。 制服のワイシャツの上にセーターを着ている。 物腰が柔らかく、誰にでも優しく接する性格で、皆から「天使みたい」と言われるほど。 学業にも秀でた品行方正の才女であるが、自分が本当にやりたいことが見つけられず悩んでいた。 しかしはなとの出逢いにより悩みを振り切り一歩前進。はなと友情を育んでいる。 実は工具マニアで、ホームセンターを訪れた時は充実の工具のラインナップに目を輝かせ、我を忘れて興奮する一面を見せた。 他にも激辛カレーが好物だったり、ホラー映画に興味があったり、生産中止したカメラに詳しかったりと色々ギャップが激しい。 かつては子役を務めており、人気を博していた様子。はなが初めて彼女と会った時に既視感を覚えたのはこのため。 母は大女優で、母と比較されることのプレッシャーからオーディションに受からなくなるようになり、 芸能を引退したわけではないがフェードアウト同様の状態になっていた。 「アンジュ(Ange)」はフランス語で「天使」の意。この人とは関係ない 通称は「知恵のプリキュア」。 その名の通り、変身後の衣装の各部に天使の羽の様な装飾が施されている。 またカチューシャ(帽子?)はナース帽を思わせる形状となっている。モチーフは看護師か。 防御系のプリキュアであり、ハート状のバリアの展開を得意技とする。 主人公の桃キュアがエールなので、水色のこちらはソードではと期待されたが残念、キュアソードは既に出ていた。 輝木ほまれ/キュアエトワール (CV:小倉唯) 「飛ぶのが怖い、応援されることも…けど、もう自分から逃げない!わたしはわたしの心に勝つ!未来へ輝く!」 さあやと同じくはなのクラスメイト。 制服の上にパーカーを着ており、上二人と違ってネクタイも緩めている。 フィギュアスケートで「天才」と称される程のスター選手だったが、ジャンプの失敗で大怪我をしたのがトラウマになってジャンプが飛べなくなり、 加えて成長期で体が大きくなった事で普通のジャンプすら出来なくなった事でスケートを半ば引退(*3)、今年度よりスポーツ特進クラスから一般クラスに移ってきた。 また、元々は長い髪を一つに束ねていたがジャンプ失敗の後はバッサリ切ってショートにしている。また頭頂部からはアホ毛が飛び出している。 クールな振る舞いをするややドライな性格。 制服を着崩し、遅刻しても全く悪びれる様子が無く、先生にも少々反抗的というプリキュアには珍しいタイプ。 ただし気遣いはかなり出来る方と根はいい子。 意地の悪い人間を目の当たりにすれば、それが年上の男であれ一対多であれ、構わず食って掛かる正義感も持ち合わせる。 普段はクールを装い、一方でルールを破り、また一方では毅然として他者の振舞いを正す姿は実に中学2年生的と言わざるを得ない。 一方で可愛いものに眼が無く、好みのものの前では一気にキャラが崩れるほど眼を輝かせ興奮している。パトレン3号ではない。 またオープニングでは他のプリキュア2人と並んで映画を見ながら盛大に怯えており、 実際にパジャマパーティーの際にホラー映画を見た時は壊れた機械の様になっていた。実はビビりなのだろうか? 口癖は「イケてんじゃん」。 人間体のハリーと少しずつ距離を縮めていき、本人は否定するも明確な恋心を持ち始めるが…? 変身後は首にスカーフを巻いた上で小さな帽子も被っており、フィギュアスケーターとキャビンアテンダントの制服を合わせたような衣装となっている他、 ピアスを始めとした星をかたどった装飾があちこちに散りばめられている。 髪型も腰辺りまで伸びた髪をポニーテールとしている。 通称は「力のプリキュア」。 「エトワール(Étoile)」はフランス語で「星」の意味。全身に星形の装飾を纏っているのもこれが由来であろう。 またエトワールには「花形」という意味合いもあり、オペラ座のダンサーの最高位の名前にもなっている。 ほまれがフィギアスケーターである事を鑑みるに、これらとのダブルミーニングとも考えられる。 他が赤色のエールと水色なせいか、たまにキュアランチャーとか呼ばれたりする。緑キュアならぴったりだったのに 愛崎えみる/キュアマシェリ(CV 田村奈央) 「ギュイーンと! ソウルが! シャウトするのです!」 はなの妹・ことりのクラスメイトで小学6年生。 超が付くほどの心配性で、ただ山にハイキングに行くだけでパラシュートやらハンマーやらを積んだ重装備で現れるほど。 しかもありえないような事ばかりを心配するなど、妄想癖もあるように思える。でもそうした被害を次々えみるが受けるあたり妄想でもないような気もする プリキュアに憧れており、自分で衣装を作ってキュアえみ〜るを自称していた。直球すぎるとか言わない 豪邸に住む音楽一家のお嬢様であり、自身も絶対音感持ちだったりとその才能の片鱗を見せている。 しかし家族は両親・兄共々あまり笑えない感じのド変人揃い(えみるも両親を変わった人と評しているくらい)であるため、 上記のやりすぎ行動もアレな家庭環境ゆえと納得した視聴者も少なくない。えみる本人的にも家庭はいまひとつ安らげない模様である。 彼女が一番好きな楽器はエレキギター。その理由は上記のセリフ通り。 ただし兄からは「女の子にはふさわしくない」と言われるなど、あまり理解は得られていない模様(後に和解)。 第17話で木陰からはな達の様子を目撃し、プリキュアであることを知ってしまう。 その後公衆の面前ではな達の正体を明かそうとするも流石にそれはルールーに止められている。 ともあれ正体を知り仲間になったことで元来のプリキュアへの憧れがより強くなり、ルールーと共にプリキュアを目指し、 第20話で譲り合いを経て念願かなってルールーと共にプリキュアに覚醒する。 相棒がロボだったり兄がいたり実家が立派だったりするがネ慈愛に満ちた王子様ではない 「マシェリ(ma chérie)」はフランス語で「私の最愛の人」の意。トゥートゥートゥマシェリーのマシェリである。 またma chérieは女性形、つまり男性から女性への呼びかけであるため、厳密に訳すと 「私の愛しい女性」 という意味になる。実に百合百合しい(*4)。 ルールー・アムール/キュアアムール(CV 田村ゆかり) 「去りなさい! わたしのプログラムは上書きされました…もう、従順な機械人形ではありません!」 クライアス社の作ったアンドロイドで同社のアルバイト、ルールーがプリキュア陣営にいる間の姿。 とりあえず人間社会で生活するにあたり最低限の社交辞令はわきまえてはいるが、無感情なのは変わらない……………と思いきや回が進むに従い感情を会得している。 当初は完全に潜入目的だったが後に情が入るようになり、粛清からの再調整を経てプリキュア達と交戦することにもなったが、 エールとの一騎打ちを経てプリキュア達の仲間になった。 野乃一家にも正体を明かした上で謝罪し、そのまま同居生活を続けることになった。 味方になってからはきちんとした感情を得たせいか雰囲気も前より明るくなっているが、 アンドロイドである事に関しては何も変わっていないのでそれに負い目を感じる事も。 なお再調整の際にクライアス社の機密に関する情報は消されてしまったため、今でははな達と殆ど同レベルの情報しか持ち合わせていない様子。 第15話の一件以降えみると絡む機会が多い。第19話では二人であの台詞もポーズ付きで言ってしまった。(しかも原典と同じSE付き) と、えみると共にプリキュアを目指す決意を固めたのはいいが、そもそものプリハートは残り1つ。念願かなってプリキュアの資格を得てもえみると譲り合いになってしまう。しかしその時プリハートが不思議な力で分裂。晴れて2つのプリハートを得てふたりはプリキュアに覚醒する。 自身のファミリーネームでもある「アムール(Amour)」はフランス語で「愛情」の意。 通称は「愛のプリキュア」。 アイドルをモチーフにしたファンシーなドレスと左右でリボン状にまとめた独特のヘアスタイルが特徴。 変身すると声質がやや変化し、中の人が得意な可愛らしい声になる。半分別人レベル。 シリーズ恒例の敵キャラからの寝返り追加戦士にして、妖精以外の非人間キャラ初(*5)のプリキュア。妖精以外の人外は退場するというジンクスを見事破壊した。 地味に名前の一部がプリキュアとしての名前になった初のプリキュアなのだが、色々と大丈夫なのだろうか 個別項目も参照。 はぐたん (CV:多田このみ) 突如空からやってきた謎の赤ん坊。「ばくだん」ではない。←後に本当におもちゃ屋の手書きポップでばくだんと間違えられました まだ言葉はちゃんと喋れないものの非常に感情豊かで可愛らしい。 プリキュアの名前程度は喋れるようになったのだが、何故かはなだけは名前が呼ばれない。ルールーとえみるは呼んで貰えたのに………… …………と思ったら、後にはなに限りママと呼んだ。 夏の始め頃には3~4音節くらいの簡単な言葉ならある程度喋れるようになった。 こちらの世界にやってきた時に一瞬時間が停止したり、全力で力を使えばオシマイダーを浄化できたりと謎の力を持つ。 ハリハム・ハリー (CV:野田順子/福島潤(人間態)) 「これはお前の未来のためやで!」 今作のマスコット枠。 はぐたんのお世話役を務める関西弁で喋るハムスター。プリキュアシリーズのマスコット妖精としては珍しく語尾に何も付けない。しかもめっちゃ頑丈 人間体は軽めのV系ファッションをした今時のイケメン青年。口調はハムスター形態とほぼ同じ。関西弁なのも同様。 人間換算では20歳前後な模様。このためか、周囲からははぐたんの父親と思われている。 チャラ男めいた青年が赤ちゃんを抱えながら女子中学生と並んで歩く姿は 非常に犯罪的。 せめてもうちょっと誠実そうな容姿なら……。 気が強く生真面目な性格で、お世話役を務められるだけの育児の知識も豊富。ただしインテリアのセンスはダメダメ。 大人らしい厳しくも的を得た意見を言う時もあり、真面目な時は極めて真摯な青年(?)である。 一方で涙脆い一面もあり、迷子になった時は人間体の姿で号泣し幼児達に慰められていた。 またプリキュアである事は隠せとはなに語り、その理由に正体がバレた時の危険性とかではなく 「ロマン」 と回答するなど茶目っ気も持ち合わせる模様。 自分が住んでいた世界がクライアス社に侵略にされており、 そしてそのクライアス社から未来を守るべくプリキュアとミライクリスタルを探すため「はな達の世界」を訪れた。 が、これは一部違っていて、本当は未来から来ている。つまり妖精ではなく未来人。 また、やけにクライアス社の内情に詳しく(*6)、それを問い詰められた際には適当にはぐらかしていたことから、まだ何かを隠している様子。 レジェンドたち 歴代プリキュアのみなさん。 出番は映画だけかと思いきや本編にも登場している。 美墨なぎさ/キュアブラック 雪城ほのか/キュアホワイト 九条ひかり/シャイニールミナス 22話・37話でゲスト登場した初代の三人。 全く変わらないバランスブレイカーぶりを発揮していた。 ルミナスは37話のみの登場だが相変わらずの絶対安心の盾として活躍。 夢原のぞみ/キュアドリーム 36話と37話でゲスト出演したプリキュア5のリーダー。 HUGプリ世界でもうららは既にアイドル的な存在として活動しているらしく、同じ芸能人繋がりでさあやとの絡みがある。 36話ではのぞみだけ時間停止の難を逃れたが、37話ではうららたちも時間停止から解放されて援護に来た。 桃園ラブ/キュアピーチ 36話と37話でゲスト出演したフレッシュプリキュア!のリーダー。 36話は本人のみ登場したが、37話では仲間たちと合流した。 朝日奈みらい/キュアミラクル リコ(十六夜リコ)/キュアマジカル モフルン はーちゃん(花海ことは)/キュアフェリーチェ 36話と37話でゲスト出演した魔法つかいプリキュア!チーム。 時系列的には本編後である。 [[中の人ネタ]]的な問題からかリコとルールーが絡む機会が多め。 宇佐美いちか/キュアホイップ 有栖川ひまり/キュアカスタード 立神あおい/キュアジェラート 琴爪ゆかり/キュアマカロン 剣城あきら/キュアショコラ キラリン/キラ星シエル/キュアパルフェ 36話と37話にゲスト出演したキラキラ☆プリキュアアラモードチーム。 こちらも時系列的には本編後である。 本編後なら面倒くさい時系列合わせも必要ない プリキュアを取り巻く人々 野乃ことり(CV:佐藤亜美菜) はなの妹。はなよりもしっかりしている、よくできた妹。とはいえ姉妹仲はかなり良い。 言うまでもないがプリキュアの正体については全く知らず、それどころかはながプリキュアに迷惑をかけているかもしれないと思いこんでいる。 薬師寺れいら(CV 岡本麻弥) さあやの母。名だたる大女優であり、さあやが芸能界を目指す理由でもある。 プロ意識が高くストイックな性格。何にでも体当たりで臨む。 さあやのことはさあやが二世タレントとして見られないようにあえて距離を置いている。 しかし幼少期は別で、普通に撮影現場に連れてきていたようである。 夫でさあやの父である修司(CV 田坂浩樹 )は元々業界人であったようだが、現在は専業主夫として家事を一手に引き受け妻を支えている。 輝木ちとせ(CV 青山桐子) ほまれの母。娘の幼少期ごろに離婚しており、現在は親娘で実家に身を寄せている。職業はクレーンオペレーター。 離婚理由は不明だが元夫(ほまれの実父)に対するわだかまりは少なくとも現在では解消して割り切っているようで、「お父さんを好きになってよかった」と言えるくらいではある。娘のことは「ほまれちゃん」と呼ぶ。 若宮アンリ(CV:染谷俊之) ほまれの友人のフィギュアスケーター。 中性的な容姿であり、男女いずれの服を着こなす事ができるが、それが原因で面倒なことになっている。 描写こそ少ないがプリキュアの正体を見抜いている様子。 愛崎正人(CV:霜月紫) えみるの兄。 人当たりはいいがいわゆる毒兄に近く、えみるとの仲は悪い。 また旧態依然としたジェンダー感を持っており、比較的自由な感性を持つプリキュアメンバーとはそりが合わない様子。 そんな彼もアンリとの出会いで…。 クライアス社 クライアス社は創立以来、世界中の人々の幸福を願ってまいりました。 世に蔓延る明日への希望、そこに永遠はありません。 未来は必ずしも明るいわけではないのです。 我々はこれからも皆さまに本当の幸福を提供できるよう精進してまいります。 今作におけるプリキュアの敵。 クライシスではない。 公式サイトによると株式会社な模様。 「ミライクリスタル・ホワイトの獲得と未来の抹消」を経営理念に掲げ、人々の未来とミライクリスタル・ホワイトを奪うため怪物オシマイダーを送り込む。 彼らによって未来を奪われた世界は未来という概念自体が喪失し、時間が止まってしまうという。 プリキュア5以来となる企業モチーフの敵組織。 なお、公式サイトで会社概要や人材募集の広告が掲載されていたりと歴代のプリキュアの敵組織で一番凝った作りになっている。 詳細は項目を参照。 名前の元ネタは「暗(クラ)い明日(アス)」か。 その他登場人物 ジョージ(CV 森田順平) 「その世界では皆が明日への希望に満ちていた。 しかし、永遠に続く煌きは存在しなかった…人はそこを楽園と呼んだ」 陰気で憂いに満ちた表情をした黒髪の男性。 ミライクリスタルのような美しい模様が表紙に描かれた本を常に携え街を歩いていたところをはながぶつかってしまったことで遭遇。 意味深な独り言のようなことを呟くと、そのまま歩いてその場を後にした。 なお名称が明らかになったのはEDのクレジットであり、本編では名乗りもしていない。 ???「不審者の確率、100%」 ちなみに、その渋い外見から視聴者からは『Fate』のキャラみたいだと評されている ◆エピソード 15話:迷コンビ…?えみるとルールーのとある一日 20話:キュアマシェリとキュアアムール!フレフレ!愛のプリキュア! 22話:ふたりの愛の歌!届け!ツインラブギター! 36話:フレフレ!伝説のプリキュア大集合! 37話:未来へ!プリキュア・オール・フォー・ユー! 先述の通り、一部のエピソードには過去作のタイトルが隠されている。プリキュアファン諸兄は幾つ見つけただろうか? + 一覧 24話「元気スプラッシュ!魅惑のナイトプール!」 30話「世界一周へGOGO!みんなの夏休み!」 13話「転校生はフレッシュ ミステリアス!」 28話「あのコのハートをキャッチ♡フレフレ!もぐもぐ!」 14話「はぎゅ~!赤ちゃんスマイルめいっぱい!」 12話「ドキドキ!みんなでパジャマパーティー」 38話「幸せチャージ!ハッピーハロウィン」 32話「これって魔法?ほまれは人魚のプリンセス!」(*7) 固有のタイトルが含まれていない作品も三つあるが、これらは原作で聞き馴染みのあるフレーズで補完されている。 10話「ありえな〜い!ウエイトレスさんは大忙し!」(主人公の口ぐせ) 17話「哀しみのノイズ…さよなら、ルールー」(ラスボスとその境遇) 9話「丘をこえ行こうよ!レッツ・ラ・ハイキング!(作品のキャッチフレーズ) 追記・修正は稟議書を社長に通してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\HUGっと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 立て乙 -- 名無しさん (2018-03-13 17 15 28) とりあえず3人ともバブみが半端ない -- 名無しさん (2018-03-13 17 36 49) 予告でルールーちゃんがUFOらしき物体を操作していたが果たして… -- 名無しさん (2018-03-13 18 25 28) クライアス社は社会人になった者にとって結構「重い」モンがあるぞ…w -- 名無しさん (2018-03-13 18 44 09) はな「プリキュアは私一人でやる!はぐたんは私が守る!」一瞬木野さん(アナザーアギト)かと -- 名無しさん (2018-03-13 18 50 00) 初変身する度に30分後の世界で一人ずつ殺されていったのは良い思い出 -- 名無しさん (2018-03-13 19 07 02) プリキュアが3人とも明確に胸のふくらみがみられるという珍しいパターン。 -- 名無しさん (2018-03-13 19 49 18) チャラリートが叱責・降格食らった一番の理由が「プリキュアに連敗したから」ではなく「プリキュア出現の報告を怠ったから」という悪役としては結構珍しい部類だったり。実際早い段階で報告してれば倉庫送りにならずに済んだかもね -- 名無しさん (2018-03-13 20 29 43) 報告すればパップルと二人がかりなんて手も打てたろうしね -- 名無しさん (2018-03-13 20 36 08) 「プリンセス」「魔法つかい」「パティシエ」と来て果たして今年は… -- 名無しさん (2018-03-13 21 14 08) 「大人になってお仕事したい!」って作品なのに敵が企業なのはどうなんだって思ったけれど、「働くママの邪魔をするのは企業組織」っていう分析を見てなるほどと思った。 -- 名無しさん (2018-03-13 21 48 59) 連勤の果てにプリキュア3人の覚醒を許して謹慎処分の係長の現状が、当時完全に退場予定だったクローズのそれなんだが果たして -- 名無しさん (2018-03-13 22 12 40) ↑今回の幹部はほぼ全員怪物ではなく超能力(?)を持っただけの人間みたいだからなぁ -- 名無しさん (2018-03-13 22 19 53) プリキュアの後にビルド見ると重い… -- 名無しさん (2018-03-13 22 41 45) おジャ魔女世代ははなちゃんが子育てするのかとなる -- 名無しさん (2018-03-14 07 00 55) パップルと作監・青山充見てGS美神極楽大作戦!思い出した人がいたとか -- 名無しさん (2018-03-14 12 32 09) クライアスはクライシスと一文字違い…これはあの仮面ライダーに連絡しておいた方が良いのでは? -- 名無しさん (2018-03-14 13 25 40) エンディングの勢いの良さ好き -- 名無しさん (2018-03-15 21 56 35) バブル崩壊が約25年前として、バブル経験世代だとするとパップルさんの年齢は最低でも・・・ -- 名無しさん (2018-03-15 22 31 43) 東映公式の採用情報で「係長経験者優遇」って書いてるあたり、チャラリートは最初から替えが効くポジションだったり? -- 名無しさん (2018-03-17 20 24 24) 今回登場した「一条蘭世」って…。 -- 名無しさん (2018-03-18 09 01 17) ↑×6倒産(物理)待ったなし -- 名無しさん (2018-03-18 09 33 47) ルールーはやはりアンドロイド臭いな。プリキュアにはならないんじゃないか? -- 名無しさん (2018-03-18 23 06 38) ↑ちょくちょく出てくる敵少女で、如何にも追加キュアっぽい紫色だからそうじゃないか?って感じかね、現状。ただ今回で表情歪めた辺り、人間性が芽生えるとかってのも美味しいかも知れない -- 名無しさん (2018-03-19 00 24 10) キュアベーコンとかいう熱い風評被害 -- 名無しさん (2018-04-11 19 00 25) ↑7 女性の年齢を詮索してはいけない(戒め) -- 名無しさん (2018-04-12 12 57 43) 悲報:チャラリートさん、Youtuberになりました -- 名無しさん (2018-04-22 08 43 11) 怪物化しても元に戻れる可能性があるだけやっぱりナイトメアよりマシに見える -- 名無しさん (2018-04-22 14 44 16) ハリーのいた世界が未来だったって、ますますSFじみた話になってきたな。フレプリみたい。 -- 名無しさん (2018-04-22 17 36 24) ハリーたちが未来から来た→クライアスも時間移動可能?→社員は違う時代出身かもしれない。パップルさんがそこまでの歳じゃない可能性が出てきたな -- 名無しさん (2018-04-22 18 00 58) 「キュアアンジュってことはわたしがプリキュアにもう一度なるチャンスが!」 -- アンジュ (2018-05-12 15 45 19) ルールーちゃん、着々と追加戦士フラグ立ててんな ↑汚いプリキュアの皆さんは座っててください -- 名無しさん (2018-05-13 22 11 13) ジョージの朗読から遊戯王VRAINSの草薙ポエムと同じものを感じる -- 名無しさん (2018-05-19 00 46 24) 荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2018-06-05 20 20 07) 今度は35億ですか -- 名無しさん (2018-06-10 10 27 48) ジェロスが追加されてない。 -- 名無しさん (2018-06-11 20 37 48) 既に挙げてる人もいるけど、歴代でもフレプリ以上にSF要素を盛り込んでるな… 下手すりゃ劇場版フレプリ以来の星雲賞ノミネートなんて事態もあり得るかもしれない -- 名無しさん (2018-06-11 20 44 37) えみるの兄なんだが、SEEDのシンが見たらキレそうなタイプだと思う -- 名無しさん (2018-06-12 03 13 02) マシェリ(ma chérie)は「私の愛しい人(の女性形)」、アムール(amur)は「愛」か。劇中描写と相俟って何だか百合百合しいな -- 名無しさん (2018-06-17 10 09 14) ルールー&えみるのキャラソンED→30分後に内海の顔芸EDの流れほんとすき -- 名無しさん (2018-06-17 10 18 52) ルールーの腕のビーム砲(?)ってどうなったんだろ? -- 名無しさん (2018-06-17 10 36 01) 四つあったプリハート、ならばもう一人プリキュア増えるな…。→プリハートが分裂してまさかのコンビ追加戦士に。こりゃ予想外w -- 名無しさん (2018-06-17 12 50 06) 謎の男の名前はジョージ、ジョージ→ジョーシ→上司、つまり謎の男はクライアス社の偉い人説 -- 名無しさん (2018-06-18 16 14 49) オシマイダーも元々はゾンダーみたくストレス解消だけが目的だったのが、システムが暴走してしまったのかな…? 皮肉な形だけど、オシマイダーの素体になってからいい方向に行ってる人も大勢いるし -- 名無しさん (2018-06-20 21 48 36) なんでわざわざルールーの説明を敵味方別々に書くなんてまどろっこしい書き方してるの?そんな書き方するなら個別項目にすればいいのに -- 名無しさん (2018-06-25 23 06 44) ジョージさんの発言からして、つまりクライアス社の目的は未来を滅ぼす事ではなく「幸せな現在に固定する事」といった感じか。記事中にも書かれてる紹介文も改めて読んでみると意味が違って感じられるな -- 名無しさん (2018-07-08 10 49 03) はなちゃんいじめられっ子を庇ったら、今度は自分がいじめの標的になるってめっちゃエグい過去もってんな -- 名無しさん (2018-07-08 18 40 52) ↑ジョージ社長よりも遥かに吐き気を催す邪悪は過去のクラスメートだったという… -- 名無しさん (2018-07-09 21 41 10) 理由もなくガキってのは気に入るか気に入らないかでいじめるからね、善悪の区別もつかないくせに力でねじふせなきゃわからないから -- 名無しさん (2018-07-09 21 49 18) 靖子戦隊リスペクトな感じが垣間見えるけど、終盤でプリキュア達がえげつない苦しみに合わないか不安でもある……今年は正体に関する設定がキッチリ管理されてるので、メガレン程で無いにしろ正体バレによる鬱展開にならないか気が気でならない -- 「本物のキュアエール」とか後から出てきたら完璧 (2018-07-14 16 45 53) その他の人物のところに家族や友人とか追記してもいいんじゃない? -- 名無しさん (2018-07-15 10 45 21) 気づくのが遅いと突っ込まれるの承知で書くけど、一部エピソードのタイトルには過去作の題名が引用されてるのね(現時点でスプラッシュ、フレッシュ、ハートキャッチ、スマイル、ドキドキが登場)15周年らしくていいね -- 名無しさん (2018-08-19 23 43 16) いずれはぐたんもプリキュアになるのだろうか。その時の名前はキュアはぐたん? -- 名無しさん (2018-09-19 14 58 45) ↑多分本名と、本来のプリキュア名がある -- 名無しさん (2018-09-19 22 27 38) LGBTを嫌がるアニヲタもいるけど、サトジュンが監督だった初代セーラームーンなんて百合とホモが沢山いて今更だぞ -- 名無しさん (2018-09-23 11 18 06) ふるたんとか言う第三勢力 -- 名無しさん (2018-09-23 17 25 13) 次回…映画とかじゃないんだな。TV本編で再び先輩方を拝めるとは。 -- 名無しさん (2018-10-08 11 07 06) あと2回で終わってしまう…。終わったら各キャラの項目立ってほしいな。 -- 名無しさん (2019-01-16 12 34 03) まさかの全人類プリキュア化。 -- 名無しさん (2019-01-20 09 58 10) ↑2 というか、まほプリ以降のキャラの個別項目が未だに無いんだよなぁ… -- 名無しさん (2019-01-21 15 35 13) はなって絶望の未来のまんまだと10年後ぐらいにジョージとの子供(ほぼ間違いなくはぐたん)産んで死んでしまうって事なんだよな… あの前髪ぱっつんが全ての運命を変えた…!! -- 名無しさん (2019-01-21 18 17 54) 大丈夫だったのかな・・・男がプリキュアになる展開・・・現実での影響・・・。 -- 名無しさん (2019-01-23 00 19 06) 前髪ぱっつんがなかったら… はな→優しいが内面は孤独なままジョージと結婚・出産後に若くして病死 さあや→本当にやりたいことも曖昧なまま女優に ほまれ→スケートも引退して荒んだ人生に えみる→親と兄の言いなりのまま財閥令嬢 ってとこか…? -- 名無しさん (2019-01-23 10 17 54) 最後は主人公の出産シーン、本当に今回のシリーズはいろんなチャレンジしたね。 -- 名無しさん (2019-01-27 17 40 48) 登場人物達のその後は視聴者の想像に任せる部分も多かったね。考察が捗りそう。↑2野暮なこと言うけどぱっつんで分岐する描写ってあったっけ。純粋にはぐたんの介入が分岐点のような気もする -- 名無しさん (2019-01-28 01 41 03) 出産のシーンで賛否両論ぽいな、個人的にはそこまで描き切るのかって気持ちだけど -- 名無しさん (2019-01-28 20 44 50) ↑↑まず、前髪ぱっつんがなかったらさあやと意気投合することはなく、単なる少し話す程度のクラスメイトぐらいの関係にしかならなった。それが引いてはほまれとえみるとの出会いにも繋がった。 -- 名無しさん (2019-01-28 21 01 16) ↑ごめん、表現が紛らわしかったので書き直す。前髪ぱっつんから世界線分岐する描写(=はぐたんのいた未来はぱっつんしなかった世界だったと示す描写)があったっけ?クライの持ってた写真がぱっつんじゃない事が根拠になってると思うんだけど、何か干渉があったわけでもないのに歴史が変わるのはヘンなので少し疑問に思った。むしろ、最終回で前髪ぱっつんを続けるシーンこそ、未来の分岐を示す描写のような気が(補足すると、↑5は最終回前に書かれたコメント) -- 名無しさん (2019-01-29 18 51 52) 気付いたんだけど、このアニメは2045年問題説を採用してるね。トゥモローの活躍時期を計算すると大体その辺の時期になるし、クライアス社の若人二人の年代も大体一致する。何より「幸福を求めすぎて滅亡した」というクライの話が2045年問題のそれ -- 名無しさん (2019-01-30 18 21 31) ↑2045年問題って、確か、2045年になると、AIの知性が人間を超える、っていうのだっけ? -- 名無しさん (2019-02-17 10 18 33) ↑諸説あるけど、人類の技術の進歩が特異点に達するのが大体2045年ごろとされているらしい。MMR的な人類滅亡説も囁かれている -- 名無しさん (2019-02-17 22 20 25) メインライター独走状態だった作品後期は、初期メンバーと追加組で適度に距離感があったのが印象に残った。仲間としての繋がりとは別に気の合う者同士で固まるのが女子の人間関係として妙にリアルで、この手のアニメには珍しい描写に思える。常に全員と行動を共にするのって確かに変だしね -- 名無しさん (2019-04-27 09 25 01) 最終話ではなは結婚したけど妹は中の人が放送終了後に結婚したという。 -- 名無しさん (2019-09-03 16 27 35) ほまれの両親は離婚してるけど両親が離婚してるプリキュアは他にいたんだろうか。 -- 名無しさん (2020-02-12 17 00 11) ↑蒼乃美希/キュアベリー。それ以上に、人間と同じようにして両親から生まれたわけでないプリキュアのほうが多いけど。 -- 名無しさん (2020-02-12 18 17 43) ヒープリの主演キャラ項目が増えつつあるからハグプリ関連はあとはほまれの項目を。 -- 名無しさん (2020-02-24 00 00 31) ↑敵組織も立ったのに未だないという…。 -- 名無しさん (2020-05-02 00 20 39) 一部の話が期間限定で無料配信らしい。 -- 名無しさん (2020-05-30 12 55 35) 収監中の犯罪者やアフリカの難民までプリキュアになったのか?それは、ちょっとあんまりだが…… -- 名無しさん (2020-07-24 16 28 20) ほまれの項目まだ立ってないのか…。 -- 名無しさん (2020-08-20 02 47 07) ↑今はもう立ってるよ -- 名無しさん (2021-12-13 20 10 38) ↑20 ほまれははぐたん来ない時間軸だと、もぐもぐ助けようとしてそのまま… -- 名無しさん (2022-02-07 14 40 20) 主人公、お嬢様、クール、年少者、力持ちとメンバー5人の個性が戦隊っぽい。 -- 名無しさん (2022-02-17 20 58 13) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hatoshin/pages/30.html
ドキドキ!プリキュア 情報 放送開始日: 放送終了日: メインプロデューサー: メイン脚本家: サブ脚本家: 売上:約 億円(前年+- 億円) 平均視聴率: %(前年+- %) 概要: 他プリキュアファンからの扱い: ハト信者からの扱い:
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/181.html
桃源まで、東へ五分(第3章:一生懸命ということ) 「あれ?タルト。どうしてそんなところにいるの?」 庭の隅で少年にもらったパンを食べていたタルトは、その聞き慣れた声に、ぱっと顔を上げた。生垣の向こうに、こちらを覗き込んでいる少女の姿が見える。 日はもうとっぷりと暮れている。だから服装まではよくわからないが、彼女の髪は、門灯の光で銀色に輝いている。そのことに少し胸を痛めながらも、その声の様子が朝と同じく穏やかなのに気付いて、タルトは密かに安堵のため息を付いた。 「パッションはん!無事で良かったなぁ。サウラーと戦ってる間、気になって物陰から見とったんや。」 「そうだったの。心配かけてごめんなさい。あのあと偶然、桃園家にお世話になることになって・・・この時代でも。」 タルトは門の隙間からちょろりと外に出ると、少し伏し目がちなせつなの顔を覗き込み、目を細くしてニコリと笑った。 「知っとるで。実は家まで付いて行ったんや。あ、でも、さすがにあゆみはんに見られたらあかんやろか、と思って、中には入らんかったけどな。なんや、中学生のあゆみはんって、エラいキュートやなぁ!わっ、別に、普段がキュートやないって言うとるわけやないで。」 タルトのいつも通りの語り口に、せつなも少し、頬を緩める。 源吉の畳が自分たちのせいで被害を受けたと知り、手伝いを申し出たせつなだったが、今日はもう遅いから、という理由で、作業場に入るのは明日ということになった。そこでせつなは、夕食の後、急いでタルトの様子を見にやって来たのだった。 「ところで、どうして庭なんかにいるの?あの子は?」 そう言って小首をかしげるせつなに、タルトは少し心配そうな顔で、屋敷の方を振り返った。 「それなんやけどな。あの子のお父さんっちゅう人が、さっき戻って来たんや。こーんなでっかい車に送られてなぁ。それでわいも遠慮して出て来たんやけど・・・なんやあの子の方は、微妙な雰囲気やったで。お父さんがやっと帰って来たっちゅうのに、嬉しそうな顔ひとつせぇへんのや。」 せつなは、父の話をしたときの、何だか妙に寂しげだった少年の様子を思い出し、眉根を寄せた。 桃源まで、東へ五分 ( 第3章:一生懸命ということ ) 「そうかぁ。マシンの部品が、何かなくなっとるんか・・・。」 頼りなげな街灯のともる公園のベンチで、タルトがぼそりとつぶやく。 「まぁ、まだマシンがこの時代にあるっちゅうのは、ありがたいことやけどなあ。ナケワメーケを倒したときに、どこか壊れたんやろか。」 「それはないわ。現にこの時代までちゃんと来てるんだし。壊れたとしたら、この時代へ来てからね。おそらく、トラックの上に落っこちたとき。」 「やっぱりあんときかい・・・だとしたら、あの現場の近くにあると考えるんが普通やな。探しに行こか、パッションはん。」 タルトの言葉が、勢いを取り戻す。が、せつなはうつむいて、膝の上に重ねた自分の手をじっと見つめた。 「私・・・明日は源吉おじいさまのお手伝いをしたいの。私たちがこの時代に現れて、トラックの積み荷を滅茶苦茶にしちゃったでしょ?あれは、源吉おじいさまの畳だったのよ。」 「何やて?」 驚くタルトに、せつなは今日あゆみに聞いた一部始終を説明する。 「そうかぁ。そういうことなら、パッションはんはそっちを手伝ってや。探し物は、わい一人で何とかやってみるわ。」 「大丈夫?タルト。」 「任せときい!わいも、あんさんは源吉はんの手伝いをした方が、ええと思うわ。ひょっとしたら・・・」 「ひょっとしたら・・・なに?」 せつなが不思議そうに尋ねると、タルトはハッとしたように口をつぐんで、慌ててかぶりを振った。 「な、何でもないんや。とにかく、明日はそれぞれのやるべきことを、精一杯がんばるで!」 「タルトったら。どうしてそこで、私の台詞を取っちゃうわけ?」 クスリと笑ったせつなに、自分もにんまりと笑みを返しながら、タルトは心の中で呟く。 (ひょっとしたら、わいらがこの時代の歴史と関わってしまったことって、そのことなのかもしれへん。パッションはん、頼んだで。あんさんのその“精一杯”で、歴史の歪みを、元に戻してや。) 「よぉし、明日は張り切って、宝探しやぁ!」 タルトが思い切り拳を振り上げた時。暗がりから何かが近づいてくる気配を感じて、せつなが身構える。と、そこへ・・・。 「タルト、こんなところに居たのかぁ。宝探しって、何?」 ひょっこりと現れた少年の思わぬ言葉に、せつなは目を白黒させた。 (えーっと・・・これは、どういう未来の技術ってことにすればいいのかしら。) 必死で言い訳を考えるせつなに、 「おねえちゃん、お帰り。何かヒントになるもの、見つかった?マシンを暴走させた危ないヤツ、まだこの時代に居たの?」 少年が相変わらず、無邪気に質問を浴びせる。 「ちょ、ちょっとごめん!」 せつなは少年の言葉を遮ると、タルトの襟首を掴んで、脱兎のごとく少年のそばから離れた。 「タルト!一体どういうことよ。」 「す、すんまへん。わい、あの子の前でうっかりしゃべってしもたんや。家の中で、しばらく二人きりでテレビ見とったら、急に当たり前みたいな顔で話しかけてこられて・・・つい油断してな~。」 「全くもう・・・」 深いため息をつくせつなに、タルトも肩をすぼめる。 「せやけど、あの子あんまり驚かへんかったで。へぇ、やっぱりしゃべれるんだ、って喜んどったわ。」 「今朝、声が聞こえたとか言っていたから、ひょっとしたらと思っていたのかもね。まさか、正体まで明かしてないでしょうね。」 「そんなことしてへん!まぁ・・・イタチやないとは言うたけどな。この時代では、フェレットっちゅう動物は、あんまりメジャーやないんやな。」 「そこはどうでもいいんだけど・・・あの子にちゃんと口止めはしたの?」 「もちろんや。」 うなだれるタルトを前に、せつなはもう一度ため息をつくと、厳しい目でタルトの顔を覗き込んだ。 「いい?しゃべってしまったものは仕方ないけど、くれぐれも、あの子に余計なこと言わないで。私たちの時代のことを教えるなんて、論外よ。」 「わかっとるがな。」 「それから、私たちのこともむやみにしゃべらないで。私たちは、いずれは未来へ帰っていく通りすがり。それだけの存在でいなくちゃ。」 「う・・・自分の名前だけは、言ってもうたわ。」 「そう言えばさっき、呼ばれてたわね。全く・・・」 「えろうすんまへん。」 ひたすら小さく身を縮めるタルトの様子に、せつなはやれやれ、といった調子で、やっと少し表情を緩めた。 元居たベンチのところへ戻ってみると、少年はベンチに座って、長く伸びる街灯の影を、じっと見つめていた。そして二人がやって来たのに気付くと、ぽんとベンチから立ち上がり、せつなに向かってニヤッと笑って見せた。 「ごめんなさいね。タルトがあなたにしゃべったって聞いたから、びっくりしちゃって。」 「ああ、心配しないで。俺、タルトのこと誰かにしゃべったりしないからさ。それより、宝探しって何?」 せつなは少し考えてから、タイムマシンの部品が何か無くなっているらしいこと、この時代に最初に現れた橋の上を探してみようかと考えていたことを、かいつまんで話した。 「その部品って、どんな部品なの?」 「わからないわ。私はマシンの構造には詳しくないから。とにかく探してみるしかないと思う。」 「もしも見つかったら、どうするの?今マシンを持っているのは、その危ないヤツなんだろ?」 「まずは見つけることができたらの話だから、それから作戦を練るしかないわね。」 サウラーとの交渉――確かに一筋縄ではいかないだろうが、まずは一歩一歩足場を固めるしかないだろうと、せつなは思っていた。 それに、ただ元の時代に戻るだけでは駄目なのだ。もうひとつ、未来を元に戻すという、大きな仕事を成し遂げなければ。それこそ何の手掛かりもない、雲を掴むような話だが、こちらもとにかく、今出来ることをやるしかない。 「ふぅん・・・。」 そう言ったまま、なんとなく押し黙ってしまった少年の様子に、せつなは少し違和感を覚える。が、さっきのタルトの言葉を思い出して、ああ、と密かに頷いた。 「そう言えば、タルトに聞いたけど、お父さん帰って来たんだって?早く家に戻らなくていいの?」 せつなが優しい口調でそう問いかけると、 「別に・・・。俺が居ても居なくても、父さんは気にしやしないよ。」 少年のそっけない答えが返って来た。 「そんなこと無い。子供を気にしない親なんて、この世界には居ないと思うわ。」 思わず身を乗り出したせつなに、少年は今朝初めて会ったときの、ちょっと背伸びしたような表情を見せた。 「大丈夫だよ。俺だって小さなガキじゃないんだ。父さんには心配かけないように、うまくやってるからさ。」 さてこの話はもうおしまい、と言いたげな少年の様子に、せつなは密かに唇を噛む。 (そういうことじゃないんだけど・・・。) 何だろう。伝えたいことは確かにあるのに、うまく伝えられない。少年の心が、自分の心のすぐ近くにある気がするのに、すんなりと寄り添えない・・・。 せつなは、再びタルトを預かって家に帰っていく少年の後ろ姿を、もどかしい気持ちで見つめることしか出来なかった。 表に傷の付いた畳を作業台の上に据え付け、縁を留め付けた糸を手早く切っていく。縁を外し、畳表を丁寧に剥がすと、傷の無い床の部分を源吉の作業台のそばに立てかける。 迷いの無いその手元を、源吉はさっきから鋭い目で見つめていた。 (不思議な子だ・・・。) 最初は、畳を見るのすら初めてなのかと思えるほど、おっかなびっくり畳に触っていた彼女。だが、ひとたび作業の手順を教えると、その手つきは見る見るうちに確かなものへと変わっていった。 源吉は、これまで弟子を取ったことはない。仕事の仕方を人に教えたこともないし、自分だって、懇切丁寧に説明されて仕事を覚えたわけではない。 習うより慣れろ。技は見て盗め――徒弟制度の昔ながらの厳しい修行のやり方。それを知っているかのように、少女は真剣な面持ちで源吉の言葉足らずな説明を聞き、その指先を見つめて、いとも簡単にコツを掴んでしまう。 (記憶がねえと聞いているが・・・。) 一体今まで、どんな人生を歩んで来た子なのだろうと、源吉は内心舌を巻いていた。 せつなは、ただ無心で畳と向き合っていた。 まっすぐ丁寧に縫い込まれた糸にスッと刃を当て、縁と畳表を取り外す。職人の手で心を込めて作られた畳が、傷付けられた箇所を取り払われ、再び命が吹き込まれるのを待つ。 源吉は、せつなに言葉少なく指示を与えるだけで、ほとんど口をきかず、ただ黙々と手を動かしている。 夏だというのに、ひんやりと涼しい板の間。鼻をくすぐる爽やかないぐさの匂い。作業の物音しか聞こえない、しんと静まり返った空間――。 無駄口を叩かず、無駄な動きをせず、作業を効率的に進めていく様は、ラビリンスで何度も見たことがある。いや、ラビリンスの職場という職場が、そのような様相を呈していると言っても、過言ではない。 しかし、同じ静かな職場でも、この場の持つ雰囲気は、そんな無味乾燥なものとは正反対と言っていい。 作業場の至るところに、材料や道具の全てに、そして扱われている畳の全てに、源吉のあたたかな目配りが感じられる。源吉が作業場の全てのものを慈しみ、大切にしている様子が伝わってくる。 ここは単なる作業場ではなく、源吉にとっては聖域。自分のありったけの技と心を、畳に送り込む場所なのだ。それを肌で感じながら、そんな場所でお手伝いをさせてもらっていることを、せつなは心からありがたく、恐れ多いとさえ思った。 朝から懸命に作業を進めて来た甲斐があってか、あんなに山積みにされていた畳の解体作業も、夕方には全て完了した。あと残っているのは畳表や縁を縫いつける作業なので、さすがにそれは、せつなには手伝えない。 「いやぁ、お前さんに手伝ってもらって、本当に助かった。先方の希望には到底間に合わねえと諦めていたんだけどよ。お陰で何とかなりそうだ。ありがとうな。もうここはいいから、ゆっくりしてくれ。」 源吉は畳を縫う手を休めずにそう言うと、せつなに穏やかに笑いかけた。 「・・・もう少しだけ、ここに居てはいけませんか?」 せつなが遠慮がちに問いかける。 「そりゃ構わねえが・・・もう手伝ってもらうことは、特にねえぞ。」 「もし良かったら、ここでおじい・・・おじさまのお仕事を、少し見ていたいんですけど。」 「ああ、そりゃあもちろん構わねえよ。」 せつなは源吉の作業台の向こう側に、膝を抱えて座り込む。そして、源吉が畳を縫い上げていく力強い手さばきを、一心に見つめ始めた。 実はそれから十年と少し先。源吉の孫娘に生まれた幼いラブが、今のせつなと同じ場所に同じ格好で座り込み、目をキラキラさせながら源吉の仕事ぶりを眺めることになるのだが・・・せつなも源吉も、今はもちろん、そんなことは知らない。 「なんだかねぇ・・・。」 あゆみはテーブルに頬杖をついて、ぼんやりと宙を眺めていた。 目の前には数学の問題集。夏休みの宿題だ。しかし、開かれたページは真っ白で、さっきからちっともはかどっていない。 「あゆみ。今度は何?」 向かいの席に座って問題を解いていた尚子が、そのつぶやきを聞いて、顔を上げた。 「おじさんの畳は、何とか目処がつきそうなんでしょ?昨日のあの子がおじさんのお手伝いをしてくれてるって・・・」 「うん。とっても器用みたいで、お父さんも助かってるって。」 そう言ってまた、はぁっとため息。 あゆみの隣りで、問題集ならず爪を整えるのに夢中になっていたレミは、ひょいと首をすくめて、尚子と目を合わせた。 ここはレミの家のダイニング。このところ、三人は毎日のようにレミの家に集まっては、一緒に宿題をしたり、連れ立って遊びに出かけたりしていた。 これだけいつも一緒にいるのだ。ただでさえわかりやすいあゆみの気持ちは、レミと尚子の二人には、なんとなくわかる。 (ひょっとして今度は・・・あの「Kちゃん」のこと?) 「Kちゃん」とは、昨日あゆみたち三人を助けてくれた少女のことを指す、三人の間だけの呼び名だった。彼女が落としていった野球帽の内側に、マジックで「K.T」とイニシャルが書いてあるのをレミが見つけて、誰ともなしにそう呼び始めたのだ。帽子の方はあゆみが預かっていて、後で本人に渡そうと思っていた。 「もしかして、Kちゃんのことが気になるの?」 尚子の問いに、あゆみは素直に頷いた。 「うん。やっぱり彼女、なんだか寂しそうなのよね。」 「まあ、記憶が無いって言うんじゃあ、色々と不安に思うのも無理ないわよぉ。」 レミはそう言ってから、心なしか声のトーンを落としてこう続ける。 「ねえ、Kちゃんの髪・・・あれってやっぱり、何か相当苦労したとか、恐い目に遭ってああなったのかしら。ほら、よく聞くじゃない?とっても恐ろしい思いをした人が、一晩で白髪になっちゃうことがあるって話。」 「でも、あの髪はどう見たって白髪じゃなくて、銀色よ。レミちゃんの蒼い髪と一緒で、生まれつきなんじゃないの?」 あゆみが口を尖らせる。 「生まれつきって・・・あんな髪の色、見たことある?」 「確かに珍しいけど、居ないわけじゃないんじゃないの?現に、Kちゃんがそうなんだから。」 尚子が問題を解く手を休めもせずに、あっさりと言い放つ。 「尚子、それって理論的なようで、理論的で無いような・・・」 「レミに言われたくないわよ。」 何がそんなに問題なの?と言いたげな尚子の口調に、レミもしぶしぶといった調子で押し黙った。 「それより、あゆみ。寂しそうだと思うんなら、話をするなり、遊びに連れ出すなりすればいいじゃない。」 一段落ついたのか、尚子がカタンとシャーペンを置いて、うーん、と伸びをしてから言った。 「そうなんだけど・・・。なんか、深入りして欲しくないっていうか、出来れば放っておいて欲しいっていうか、そんな雰囲気を感じるのよね。」 「クスッ。フフッ、ハハハ・・・。」 「・・・尚ちゃん?何がおかしいの?」 突然笑い出した尚子に、あゆみが怪訝そうな、少し不機嫌そうな声で問いかける。尚子は微笑を浮かべたまま、いたずらっぽい目つきで、そんなあゆみを見返した。 「だって、あんまりあゆみらしくないこと言うんだもの。あの頃私に、あんなに親身におせっかいを焼いてくれた、あなたとはとても思えない。」 言われてあゆみは思い出す。あれは、中学一年生の三学期。四つ葉中学校に転校してきた尚子が、一月も経たないうちに、クラスから少々浮いた存在になってしまった頃のことを。 見た目の女の子らしい可愛らしさとは裏腹に、理路整然とした理屈を、ストレートに口にする論客。そのギャップがいけなかったのか、まだ親しい友人も出来ないうちに、級友たちの大半が、彼女を遠巻きにするようになっていった。 尚子自身、そういった状況を、あまり悲観的には受け止めていなかった。元々彼女の家は転勤家族で、尚子も小学校を四回替わっている。だから、学校ではやりたいことをやり、言いたいことを言い、またすぐ別れてしまう級友たちには何の期待もしない・・・そんな処世術を、彼女はいつの間にか身につけてしまったのだ。 別にいじめられるわけではない。誰も話しかけてこなくても、休み時間には教室で本を読んでいればいい――そう思っていた尚子だったが、あゆみだけは、他の級友たちとは違った。 いくらつっけんどんな言葉を浴びせても、そっけない態度を取っても、休み時間の度に、ニコニコと話しかけてくる。一緒にお昼を食べようと誘いに来る。彼女につられて、幼なじみだというレミまでも、尚子の元に頻繁にやってくるようになった。 そして決定的だったのが、ある雨の日の放課後。学校帰りの空き地で怪我をしている子猫を見つけ、どうしたらいいかとうろたえていた尚子と一緒に、あゆみは寒空の下、動物病院を探して駆け回ってくれた。結局、商店街から少し奥まったところにある山吹動物病院を見つけて、子猫は一命をとりとめた。 その日から、あゆみと尚子は、本当の意味での友達になった。今ではレミも含めた三人がいつも一緒にいるのは、級友たちにとっても、ごく当たり前の光景だ。 「私ね、あゆみ。」 真面目な表情に戻った尚子は、じっとあゆみの目を見つめて言った。 「あの頃、あゆみやレミが話しかけてくれても、無愛想な返事しかできなかったけど、本当は凄く嬉しかったのよ。放っておいてなんて口では言っても、独りっていうのは、やっぱり寂しいから・・・。何か事情があるのかもしれないけど、あの子も本当は、独りでいたくはないんじゃないかな。」 尚子の目を見つめ返すあゆみの顔に、ゆっくりと笑みが浮かぶ。 「あ~あ、珍しく尚子が素直だから、喉渇いちゃったぁ。二人とも、麦茶飲むわよね?」 レミがガタンと乱暴に椅子を引いて立ち上がり、二人から顔をそむけて、冷蔵庫へ向かう。きっと、その目にうっすらと光る涙を隠しているんだろうなと、あゆみは尚子と顔を見合わせて、クスクスと笑った。 「よぉし、今日の分はこれで終いだ。」 源吉が、出来たばかりの畳の縁を、そっと手でしごく。源吉の手元をずっと見つめ続けていたせつなは、その声にほぉっと息を吐き出して、肩の力を抜いた。 「ずいぶん熱心に見ていたな。畳作りは、面白いかい?」 「ええ。本当に一針一針、大事に作られているんですね。」 せつなに素直に頷かれて、源吉はとても嬉しそうに相好を崩した。 「そうとも。一針一針、ちゃあんと愛情を込めて一生懸命作りゃあ、使ってくれる人にも、想いが伝わるってもんだ。それに、お天道様にもな。」 「お天道様?」 不思議そうな顔をするせつなに、源吉は静かに頷く。 「何事もな。目立たなくったって、上手くいかなくったって、諦めずに頑張ってさえいりゃあ、お天道様は必ず見ていて下さる。今度のことだって、俺はもう駄目かと諦めかけたけどよ。そんなときに、お前さんという強力な助っ人が現れた。やっぱり、俺が毎日真心込めて畳を作っているのを、お天道様はちゃあんと見ていて下さったんだなぁと、そう思った。」 「い、いや、私は別に、お天道様とは何の関係も・・・」 「はぁっはっはっ!」 源吉は豪快な笑い声を上げると、うろたえて赤くなったせつなの顔を、優しく覗き込んだ。 「人と人との巡り合わせってことを言ってるのさ。俺にとっちゃあ、お前さんとの出会いは、まさに天の助けだったんだ。今までコツコツ頑張って来たご褒美に、お天道様が助けて下さったんだって、俺は思ってる。」 「私が・・・おじさまにとって?でも、私は・・・」 眉を曇らせてうつむいたせつなは、しばらく逡巡した後、意を決したように口を開いた。 「私はきっと、そんな褒められるような人間じゃないんです。お天道様に罰を当てられても仕方の無いような・・・。だから、私との出会いなんて・・・」 「本当に悪い人間はな。そんな風に、悩んだり苦しんだりしねえよ。」 低く深みのある声が、頭の上からやわらかく降ってきて、せつなは思わず顔を上げた。源吉の、あゆみに似た優しい鳶色の瞳が、目の前にあった。 「悩んで、苦しんで、それでも前へ進もうとあがくのが、真っ当に生きてくってことだ。そんな人間に、お天道様は罰なんか当てたりしねえ。むしろ、みんなが顔を上げて歩けるように、あったけえ光で照らして下さる。そのお陰で、俺たちは気が付きゃほんの少し、前へ進めてるんだ。だから、そんな風に思わなくていい。俺にとっちゃお前さんは、紛れもねえ、天の助けさ。」 「・・・・・・。」 嬉しさなのか、哀しさなのか、恥ずかしさなのか・・・自分でもよくわからない熱い塊が胸にこみ上げて、せつなは耳まで真っ赤になってうつむいた。源吉は、そんなせつなの様子を愛おしそうに見つめると、ぽんぽんと二回その頭を軽く叩いて、よっこらしょ、と立ち上がった。 「夕飯まで、まだ間があるだろう。後は片付けだけだから、家に戻ってな。」 「片付けなら、私も一緒に・・・」 そう言いかけたとき。作業場の引き戸の隙間から、そっと手招きしている小さな動物のような手が、せつなの目に飛び込んできた。 「パッションはん。大変やぁ!」 せつなが作業場から出てくるのを待ち構えて、タルトが慌てふためいた様子で駆け寄って来た。 「落ち着いて、タルト。ここじゃまずいわ。こっちに来て。」 人目につかない家の裏手にまわって、何があったのか、せつなは改めてタルトに説明を求める。 「今日は一日、あの橋の上やら周りやらで、マシンの部品を探しとったんや。そしたらさっき、サウラーが現れてな。」 「サウラーが!?タルト、見つかったの?」 「いや。わいはそのとき河原におったんで、向こうは気付かへんかったはずや。そのまま隠れてやり過ごそうって思ってたら、あの男の子がやって来たんや。 あの子はサウラーにすたすた近付いていって、何やら二人で話しとった。そのとき・・・あの子がなんか、小さな光るものを手に持っとったんや。」 「それって・・・まさか!」 驚きに目を見開くせつなに、タルトは力強く頷いて、はっきりとした口調で言った。 「タイムマシンの・・・部品やと思うわ。」 昨夜の公園で、少年に感じた違和感を、せつなは鮮明に思い出していた。あのとき、彼はもうマシンの部品を手に入れていたのかもしれない。もしかしたら、昨日の朝初めて会ったときには、そうとは知らず、あの河原で部品を拾った後だったのかもしれない。 (それを・・・私たちに黙っていたということは・・・) 「タルト!二人はその後、どうしたの!?」 「・・・街外れの、森の方へ歩いて行ったわ。」 聞くが早いか、せつなは全速力で走り出した。 「あら?あれ、Kちゃんじゃないのぉ?」 レミの家の前で帰宅の途につこうとしていたあゆみは、レミにそう言われて、慌てて後ろを振り返った。 道路の向こう側を、飛ぶように駆けていく少女が見える。 軽やかな足の運び。力強い意志を感じさせる、煌めくような瞳。夕陽を浴びて、銀色というよりはむしろ、金色に輝く髪・・・。 しなやかな獣のような美しいその姿にしばし見とれていたあゆみは、ハッとしたように、その後を追って走り出した。 「ちょっと、あゆみ!どこに行くのよ。」 尚子が慌ててその後を追う。 「えーっ!?ちょっとあなたたち。追いつこうなんて無理だってばぁ!」 レミの悲鳴を聞きながら、あゆみは次第に遠ざかっていく少女の背中を、懸命に追いかけていた。 せつなは、焦る気持ちを必死に押さえながら、日の暮れかかった商店街をひた走っていた。足元には、タルトがしっかり、彼女のペースに付いてきている。 何かとてつもなく、嫌な予感がする。少年の大人びて見える寂しげな瞳と、サウラーの氷のような瞳が、頭の中でぐるぐると回っている。 (間に合って・・・。今度こそ、あなたに伝えたいことを、精一杯伝えてみせるから!) 目指すは街外れに広がる森――この時代から二十五年後に、占い館と呼ばれる古い洋館が出現する、昼なお暗い、森の中だった。 ~第3章・終~ 第4章:未来へハイタッチ!へ続く
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1806.html
Juvenile(11) 「プリキュア パーティ・アップ!」 光が空間を満たしたように見えた。「ショット・コルティーナ」よりも明るい光が気球を包み込む。 止まったように見えた気球はゆっくりと着陸した。 「よかった…」 「大丈夫?」 大人の男性の声だった。グレルとエンエンはあゆみの背後に隠れた。 「はい」 やっとの思いで立ち上がったがバランスを崩しそうになる。あゆみを青いドレスの少女が、亜久里をカラフルなドレスの少女が支えた。 「みなさんがプリキュアなんですのね」 「はにゃ! わたしたちの秘密が!」 「どうしてそれを…」 チャイニーズドレスの少女が飛び上がって驚き、和服を思わせる装束の少女が首をかしげる。 「な、なんだ、おまえ!」 「ふたりは妖精コメ?」 「あなたも妖精?」 あゆみの足元では、グレルとエンエンが、見たことはないが、全く知らない雰囲気でもない動物たちに目を自黒させている。驚いてるのか、フーちゃんのエコーキュアデコルも不規則に点滅した。 「え、妖精? ということは?」 初めて見る少女たちが顔を見合わせている。 「ふたりもプリキュア!?」 その声が砂漠の砂に吸い込まれていく。 「あの!」 沈黙を破るあゆみ。 「ドリーミアに来ていた子供たちを助けないと!」 「そうよ。 そうだわ」 男性は手を鳴らすと、両手を組み合わせた。そのまま踊るように振ると、さっき見たオーロラのような光に続いて景色が戻った。砂漠は跡形もなく消えていた。 ドリーミアも、建物に傷はついているようだが、元の場所に戻っていた。気球も、元あった場所に格納されている。あゆみがほっと息をつき、亜久里がほほ笑んだ。 「あのね、たくさん、お話したいことがあるの」 ピンクの服を着た少女が言った。 それはあゆみと亜久里も一緒だった。 みんなの帰宅を見届けて、このプリキュアたちのことを知って、自分たちのことも知ってもらって、フーちゃんやグレルやエンエンの友達になる妖精たちも紹介してもらって。 亜久里を家に送り届けて、その前に、エルちゃんと一緒に出かける計画も相談したい。 まだまだ盛りだくさんの一日になりそうだった。